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3月後半に消費が伸びている業種「EC」「酒屋」「喫茶店・カフェ」

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2020/04/20 08:00

 ナウキャストとJCBは、クレジットカード会員の決済や属性データなどを活用して統計化し、日本国内の消費活動の現状を明らかにするサービス「JCB消費NOW」で、3月後半(3月16日~3月31日)の速報データの一部を公開した。

 クレジットカードデータから“現金も含めた消費全体の実勢”を捉えるこのサービスでは、クレジットカード固有の事象を要因とした数値の偏りを防ぐため、通常、カード利用者数の増減影響を除いた形で分析し、指数を提供している。

 以下は、総合消費指数、業種別消費指数(マクロ)、業種別消費指数(ミクロ)の3月前半(1~15日)、3月後半(16~31日)の前年比をまとめたもの。

 3月後半の総合消費指数を見ると、「小売(財)」が-7.8%、 「サービス」が-10.5%となり、ともに3月前半より悪化したことで、「総合」は-9.3%と3月前半(-7.7%)より悪化した。

 3月後半の業種別消費指数(マクロ)では、「自動車小売業」が-10.2%から-17.5%、「その他小売業(家具など)」が-4.5%から-9.2%と3月前半よりさらに悪化し、増税翌月 (2019年10月前半) 並みの水準まで悪化している。

 「外食(-17.9%)」「娯楽(-9.4%)」「旅行(-15.0%)」など旅行・レジャーも、3月前半よりさらに悪化している。

 一方、「EC」は6.1%で、3月前半(4.1%)より上昇幅が拡大。また、「電気・ガス・熱供給・水道業」も-3.5%から2.4%に上昇している。

 3月後半の業種別消費指数(ミクロ)では、「スーパー(14.4%)」、「コンビニ(1.9%)」、「酒屋(9.8%)」、「医薬品(2.7%)」など日用品は、3月前半より上昇している。

 また、「居酒屋」は-10.2%なのに対して、「喫茶店・カフェ」は4.4%。

 「百貨店」は-16.1%で、3月前半(-9.1%)からさらに悪化した。その他、「航空旅客」は3月後半・前半ともに-14.0%。「鉄道旅客」は3月前半の-11.4%から-16.5%とさらに消費指数が悪化した。また、「映画館」は-20.8%から-24.0%、「遊園地」は-53.1%から-27.8%など、それぞれ指数が変化している。

 商業施設や店、テーマパークの休業・休園、旅行の中止などにより、「交通」「娯楽」「宿泊」「旅行」などのレジャー関連業種、サービス業種においては、消費者の数そのものが減少していることが予想される。

 「JCB消費NOW」ではそうした側面を考慮し、前回4月1日の公表時から、通常とは違う「消費者の増減効果」を織り込んだ分析手法を用いた「参考系列」を全項目(総合、業種別)で算出。以下はその一部である。「参考系列」は、今後も継続的に配信することを検討している。

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