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新型コロナ、派遣社員の10%が「会社都合で失業」、「就業時間や日数が減った」は36.5%に

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2020/04/25 13:00

 派遣社員の求人の時給は底堅く推移しているものの、派遣社員として働く人の多くが新型コロナウイルスの影響を受け、収入が減少した人も多いようだ。

 ディップ株式会社は4月15日、3月の派遣時給データを発表した。データは同社が運営する求人情報サイトに掲載された派遣・紹介予定派遣の求人広告データをもとに集計したもの。

 3月の三大都市圏(関東、関西、東海)の派遣平均時給は1,478円で、前年同月比でマイナス2円、前月比でプラス2円だった。また、同求人情報サイトに掲載された派遣・紹介予定派遣の求人件数は前年同月比9.3%増の約14万6,000件で、引き続き高い水準にあった。

 エリア別の平均時給は「関東エリア」(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県)が前年同月比で10円マイナスの1,563円、「東海エリア」(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)が同17円プラスの1,325円、「関西エリア」(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)が同22円プラスの1,363円だった。

 職種別の平均時給(三大都市圏)は「事務・オフィス系」が前年同月比プラス3円の1,493円、「WEB・クリエイター系」が同プラス48円の1,780円、「IT・エンジニア系」が同プラス17円の2,091円、「工場・軽作業・物流系」が同プラス5円の1,215円、「医療・介護・研究・教育系」が同マイナス16円の1,445円、「販売・営業・サービス系」が同マイナス1円の1,364円で、6職種中4職種で前年同月を上回った。

 一方、ディップ株式会社のディップ総合研究所は、派遣社員として働く15歳から69歳の男女1,000名を対象に「新型コロナウイルスによる仕事への影響調査」を実施し、その結果を4月14日に発表した。調査時期は3月31日から4月3日。

 新型コロナウイルスによって失業した経験があるか聞くと84.0%が「失業経験はない」と回答したものの、「就業先都合で失業」が10.0%、「自己都合で失業」が6.0%となり、失業経験がある人は16.0%となった。

 新型コロナウイルスによって、仕事の就業時間や日数(シフト)に影響があったかをたずねると、59.4%が「変わらない」と回答したものの、自宅待機を含めて「休業することとなった」が8.6%、「就業時間や日数がとても減った」が11.0%、「就業時間や日数がやや減った」が16.9%で、36.5%が就業時間や日数が減っていた。「就業時間や日数がやや増えた」は3.4%、「就業時間や日数がとても増えた」は0.7%。

 続いて、「休業することとなった」と回答した86名に給与の保障について聞くと、「就業先がすべて補てん」が22.1%、「就業先が一部補てん」が19.8%、「有給休暇消化で対応」が12.8%、「欠勤対応」が27.9%、「その他」が17.4%となり、何らかの対応で収入があった人は54.7%だった。また、就業時間や日数が減ったと回答した279名に給与の減少について聞くと、「とても減った」が22.2%、「やや減った」が55.6%、「変わらない・その他」が22.2%で、給与が減った人は77.8%だった。

 3月の時点で派遣社員の求人の時給は概ね前月を維持していたものの、新型コロナウイルスの影響により、収入や就業時間・日数が減った人も多いようだ。

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