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GPIF、「インデックス・ポスティング」の本格実施へ

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2020/04/24 08:00

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4月23日、インデックス・ポスティングの本格実施を発表した。

 GPIFでは、パッシブ運用が運用の大部分を占めており、ベンチマークはGPIFの運用のパフォーマンスを左右する重要な要素となっている。また、近年では、スマートベータ指数やESG指数に基づく運用を開始するなど、インデックスの多様化を進めており、新たなインデックスに対するニーズが高まっていることから、さまざまなインデックスの情報収集を効率的に行い、運用の高度化につなげるため、インデックスに関する情報を常時受け付ける仕組み「インデックス・ポスティング」を導入する。

 インデックス・ポスティングでは、株式や債券に関する指数の情報収集を行なう。対象は、時価総額加重型指数、ESG指数、スマートベータ指数など種類は問わないが、1社当たりの提出件数の上限は、株式と債券とでそれぞれ10件ずつ。また、国内指数と外国指数それぞれ、もしくはどちらか一方の指数情報を提供するかたちになる。国内および外国を証券含むグローバル指数、マルチアセットやオルタナティブ資産に関する指数は登録の対象外。

 情報提供された指数のアイデアは、将来的にGPIFの運用に活用することも考えられることから、インデックス・ポスティングへの参加は、以下の1~3を満たしている主体に限られる。指数情報の登録は、複数の主体が共同で行うことも可能で、その場合は共同で以下のすべてを満たすことが条件となる。

1.指数構築の実績があり、過去に開発した指数に連動した運用が実際に行われていること

2. 指数構築に用いる評価・分析手法(たとえば、ESG指数の場合はESG評価)について、十分な知見を有すること

3.指数のリバランス・配信を中立的かつ継続的に行う体制が整っていること

 また、GPIFが情報提供されるインデックスおよび指数算出者に期待するポイントとして、以下の4つが示されている。

・指数構築ルール(メソドロジー)が開示されること
・相応な規模の投資が可能なキャパシティを持つこと
・銘柄選定やウエイト決定において、客観性が高い指数であること
・GPIFやGPIFのステークホルダー等と適切にコミュニケーションできる体制が整っていること

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