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3月の小売売上、スーパーは巣ごもりで7.2%増加 一方、コンビニは客数減で5.5%減少

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2020/05/02 12:00

 新型コロナの国内感染が拡大する中、スーパーは食料品を中心に売上を伸ばす一方、コンビニは客数減で売上が減少した。

 日本スーパーマーケット協会は4月21日、55社のスーパーマーケットの販売状況をまとめた「2020年3月 マンスリーレポート」を発表した。3月の店舗売上高は全店ベース(55社・4,884店舗)が前年同月比7.2%増の6,183億6,315万円、既存店ベースが同5.6%増の5,967億6,134万円で堅調に推移した。

 3月の全店ベースの店舗売上高は、売上高の86.9%を占める食料品が好調で、前年同月比9.7%増の5,376億1,064万円となった。食料品の中でも加工食品(全体売上の構成比26.0%)が同12.6%増で堅調に推移したほか、畜産(同11.1%)が同12.3%増、日配食品(同19.6%)が同11.7%増など、食料品はどのカテゴリーも前年を上回った。

 その一方で衣料品(同1.9%)は同25.5%減の117億5,503万円と大きく落ち込んだものの、売上に占めるシェアが小さいため全体への影響は小さかった。そのほかは生活関連(同6.1%)が同7.0%増の374億3,248万円、その他(同5.1%)が同12.6%減の315億6,500万円だった。

 前月末から新型コロナの国内感染が拡大し、3月初旬には全国の小・中・高等学校が一斉休校となったことから「巣ごもり」需要が増加。食料品については一部カテゴリーの商品供給に支障をきたしたほか、マスク・除菌剤など衛生用品については品切れが続くなど、需要が供給を大きく上回る商品もあった。

 一方、日本フランチャイズチェーン協会は4月20日、3月のコンビニエンスストア売上高を発表した。

 3月の店舗売上高は、全店ベースが前年同月比5.5%減の8,775億円で6か月ぶりのマイナス、既存店ベースが同5.8%減の8,338億9,900万円で3か月ぶりのマイナスとなった。3月の平均客単価は全店ベースが同2.7%増の646.0円、既存店ベースが同2.5%増の649.0円でともに6か月連続でプラスとなったものの、3月の来店客数は全店ベースが同8.0%減の13億5,840万5,000人、既存店ベースが同8.2%減の12億8,483万1,000人で、ともに2か月ぶりにマイナスとなった。3月の店舗数は同0.2%減の5万5,710店。

 3月は惣菜などの中食が引き続き好調だったことに加え、冷凍食品やレトルト食品など日持ちする商品のまとめ買い需要が増加したことなどから、客単価が前年を上回った。しかし、新型コロナ拡大による外出自粛などが来店客数に影響を及ぼし、店舗売上高は全店・既存店ともに前年を下回った。

 新型コロナの国内感染拡大が国内経済に大きな影響を与える中、3月の小売業の売上は業態によって明暗が分かれたようだ。

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