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飲食店への客足は回復基調、「出来たての料理を食べたい」「店の雰囲気を感じたい」

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2020/06/20 12:00

 飲食店の売上は4月下旬にかけて大きく落ち込み、その後は回復基調にある。外食を利用したい理由1位は「料理が美味しいから」。そのほか「店内の雰囲気を感じたい」「出来たての料理を食べたい」「コミュニケーションを楽しみたい」という体験も大きいようだ。

 ポスタス株式会社は、レジを導入している飲食店のPOSデータをもとに、緊急事態宣言解除後の飲食店売上動向について集計し、その結果を6月9日に発表した。

 集計期間は、月次データが2018年12月1日~2019年5月31日、2019年12月1日~2020年5月31日。週次データが2019年3月18日~2019年6月2日、2020年3月16日~2020年5月31日。

 月次データから全体売上を見ると、3月は20日から22日の3連休明けから全国的に売上が下降し、前年同月比68.0%となった。エリア別では北海道地方が同55.6%で最も大きく落ち込み、四国地方が同75.6%で最も落ち込みが小さかった。

 4月はGW後半から売上が徐々に回復したものの、外出自粛の影響で同23.2%と大きく落ち込んだ。エリア別では関東地方が同20.3%で最も大きく落ち込み、最も落ち込みが小さかった北海道地方モ同34.0%となっている。

 5月は14日以降から段階的に緊急事態宣言が解除されて売上が回復し、同31.4%となった。エリア別では関東地方が同29.2%で最も大きく落ち込み、最も落ち込みが小さかったのは四国地方の同37.3%。

 週次データでは、3月16日の週は昨年同期比75%で推移していたものの、3月25日の小池都知事の会見を機に関東地方で一気に下降した。その後、感染者数の拡大や緊急事態宣言の発令などの影響から外出を自粛する人が増加し売上の落ち込みが全国に拡大し、同16%まで落ち込んだ。

 GW後半に入ると、自粛疲れの影響で外出する人が増えたことから売上が回復をはじめ、5月14日以降は段階的な緊急事態宣言解除にともなって売上が上昇し、5月25日の週には同43%まで回復した。飲食店の売上は、GW前の週を底に回復基調にあるようだ。

 一方、Retty株式会社は、運営する実名クチコミグルメサービスのアプリユーザー1,154名を対象に「緊急事態宣言解除後の外食に対する消費者意向調査」を実施し、その結果を6月9日に発表した。調査時期は5月29日から6月3日。

 緊急事態宣言が発令される前の外食頻度(ディナー)を聞くと「ほぼ毎日」が7.3%、「週に2,3回」が25.8%、「週に1回」が22.9%で、56.0%の人が週に1回以上外食を利用していた。

 緊急事態宣言解除後の外食意向を聞くと、93.9%が「利用したい」と回答。「利用するかわからない」が4.5%、「利用しない」が1.6%となった。

 緊急事態宣言解除後に外食を利用したいと考えている人(n=1,084)にその頻度を聞くと、宣言発令以前より「頻度は減るが利用したい」が48.4%が最多となり、「変わらない頻度で利用したい」が45.8%、「多く利用したい」が5.8%となった。

 外食を利用したい理由として、上位2つは「料理が美味しいから」が約65%、「飲食店を応援したいから」が59%。また、「店内の雰囲気を感じたいから」「出来たての料理を食べたいから」「リアルの場でコミュニケーションをしたいから」と、店内でしか得られない体験を挙げる人も多かった。

 飲食店に対して衛生面対策を求める人がどのような対策を求めているのか(複数回答)については、「従業員の健康チェック」「消毒」「座席間隔」「換気」がいずれも70%を超えており、消費者はできる限り厳密な衛生対策を求めていることが明らかになった。

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