MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

新型コロナで「ECの利用頻度」が増加、ネット決済代行サービスも2ケタ成長の見込み

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2020/06/27 11:00

 緊急事態宣言発令で実店舗での買い物回数を減らす一方でECの利用者が増えており、関連市場は堅調に推移していくと見られている。

 MMD研究所は、スマホを所有する18歳から69歳の男女2,128名を対象に「2020年5月新型コロナウイルスにおけるEC利用動向調査」を実施し、その結果を6月17日に発表した。調査時期は5月13日から18日。

 緊急事態宣言が発令されてから、買い物の仕方に変化があったか複数回答で聞いたところ、「実店舗に買いに行く回数を減らした」が43.1%で最も多かった。以下、「店舗の消毒液を必ず使うようになった」が41.4%、「スーパーに買いに行く際に、混雑時間を避けた」が35.1%、「EC(電子商取引)の利用が増えた」が17.8%となった。

 総合EC利用者1,830名に3月以前と比較して利用頻度に変化があったか聞くと、「あまり変わらない」が62.2%で最多となった。「やや増えた」は21.3%、「増えた」10.3%で、あわせて31.6%が増えたと回答した。年代別に「増えた」と回答した人を見ると、「10代~20代」が36.8%で最も多く、最も少なかったのは「60代」の27.5%だった。

 ネットスーパー利用者119名に同様に聞くと、38.6%が「増えた」(増えた21.0%・やや増えた17.6%)と回答。「あまり変わらない」は51.3%となった。年代別に「増えた」と回答した人を見ると、「10代~20代」が58.8%で最も多く、最も少なかったのは「60代」の20.6%。

 一方、ミック経済研究所は国内のECにおけるネット決済代行サービスを提供している企業を対象に調査を実施し、「ECにおけるネット決済代行サービス市場の現状と展望 2020年度版」を発刊した。それによると、2019年度のネット決済代行サービス全体の市場規模は、前年度比16.7%増の2,947億円に拡大した。過去の推移は、2017年度が2,173億円、2018年度が2,526億円で、市場は順調に拡大を続けている。

 2020年度は新型コロナ感染症の影響で、旅行やイベント関係が中止になるなどのマイナス要因があった。しかし、外出自粛が求められる中、ECを使い始めた新たな利用者層が出現したほか、巣ごもり消費でデジタルコンテンツの利用が急増。日用品や衛生品のネット購入が増えるといったプラス要因があり、前年度比12.4%増の3,312億円に拡大すると予想されている。

 また、2020年度から2024年度までの平均成長率は14.1%で推移し、2024年度の市場規模は5,690億円に達すると予想。国内EC市場へ新たに参入する企業や個人の増加が予想されるほか、新型コロナ感染症をきっかけにした新しいオンラインビジネスの誕生なども見込まれ、EC市場の拡大にあわせて、ネット決済代行サービス市場は高い成長が続くと予測されている。

【関連記事】
キャッシュレス決済が現金決済を上回った加盟店が1割増、ヘア&ネイルサロンが活用【Square調べ】
サイゼリヤ、7月から価格改訂し硬貨の使用を削減、8月にはキャッシュレス決済を導入
NTTデータがCAFIS利用料金を見直し、増加するクレジットカード・QRコードでの少額決済に対応

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5