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百貨店やアパレルなどが急回復も、デジタル消費の伸びは衰えず

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2020/07/02 09:00

 JCBとナウキャストは、現金も含むすべての消費動向を捉えた国内消費動向指数「JCB消費NOW」の6月前半(6月1日~6月15日)の速報値の一部を公開した。「JCB消費NOW」は、JCBグループ会員のうち、約100万会員のクレジットカード決済情報をもとにJCBとナウキャストが算出した、現金を含む国内の消費全体を捉えた消費動向指数で、クレジットカード決済情報そのものではない。

 新型コロナウイルスの影響でほぼすべての業種・業態で消費が落ち込んでいたが、全体として4月後半に底をつき足元は回復基調にある。「全総合」は5月後半に続いて下げ幅を縮小、「サービス総合」が大きく下げ幅を縮小したことが寄与した。「小売総合」は1月後半と比べてプラスの状態が続くも、5月後半よりも上げ幅は縮小している。

 緊急事態宣言解除後の6月前半、「百貨店」は大きく下げ幅を縮小し、「アパレル(織物・衣服・身の回り品小売業)」は伸びが拡大するなど、コロナ禍で落ち込んだ外出型消費の一部が急回復している。

 その他の業種も全体を通じて、コロナ禍で落ち込んだ消費が5月後半に続いて回復基調を示しているが、「外食」の回復が早い一方で、「旅行」の回復の遅れが目立っている。

 また、巣ごもり消費で伸びていた「酒屋」は、「居酒屋」の回復とともに伸び率が鈍化し、「EC」や「コンテンツ配信」といったデジタル消費は伸び率が鈍化しているものの、依然として高い伸び率を示しており、消費者のデジタルシフトが見受けられる。

 コロナ禍で消費が伸びた「スーパー」は、伸びが減速気味。「コンビニエンスストア」は緩やかに回復しているものの、1月後半の水準には遠い状態だ。

※1月後半と6月前半の比較においては、各期の前年比差異を見ているので、季節性による変化は含まれていない。
※「EC」項目はオンライン消費のみ。「EC」以外の「業種別消費指数」はオフライン消費とオンライン消費どちらも含んでいる。
※JCB消費NOWはJCBグループのカード会員のうち、無作為に抽出した約100万人分の決済データを活用して作成。国内会員に絞っているためインバウンド消費を含まない。

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