従来の資産運用では、リタイヤ期にリスク資産をすべて一括解約して預金等の安全資産にシフトし、そこから少しずつ取り崩すというスタイルが一般的だったが、セゾン投信は、新たに「使いながら増やす」コンセプトを提案し、生涯投資を支援するため、2020年7月5日から定期換金サービス「セゾン定期便」を開始した。
「セゾン定期便」は、長期間積み上げてきた投資信託を定期的に換金し、顧客の口座へ振り込むサービス。これによって、入口(定期積立)だけでなく、出口(定期換金)までを一貫してサポートする。
定期的に換金する主な方法として、「定額」「定率」「定口」が挙げられるが、セゾン投信の場合は「定口解約」を推奨。サービス導入当初は「定口」と「定額」という2つの解約方法を提供する。

「定口」は受け取る期間の明確化、「定額」は、受け取る金額の明確化ができる。対象銘柄は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」。
セゾン投信は先の見えない長寿社会において、まずは将来のキャッシュフローの「見える化」を目的とし、これらの仕組みを提供するとしている。
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