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女性の86.4%が「感染対策をしていない飲食店への入店に抵抗を感じる」

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2020/08/08 12:00

 株式会社富士経済は、4月から6月にかけて外食産業市場調査を実施し、その結果を発表した。

 2019年の外食産業市場は、料飲店が若者の酒離れや宴会需要の低迷などで減少したものの、テイクアウトやファストフードに加え、インバウンド需要により宿泊宴会場が伸び、市場規模は34兆2,351億円に拡大した。しかし、2020年は、新型コロナ感染症の影響により、店舗の営業時間短縮や休業、不要不急の外出自粛要請による来店客数の減少もあり、市場規模は前年比16.5%減の28兆5,965億円が見込まれている。

 2000年からの市場トレンドを見ると、若者の酒離れや宴会需要の低迷で「居酒屋・炉端焼」の業態は苦戦し、2020年の市場規模は2000年と比較すると52.1%減の1兆1,715億円と予想されている。2021年以降は一定規模の需要は戻るものの、市場規模は1兆3,000億円程度で推移すると見られている。

 堅調なのは店舗数の増加に加え、子供からシニアまで幅広い需要を取り込んだ「回転すし」の業態で、2020年の市場規模は2000年と比較すると2.8倍の6,790億円に拡大すると予想。ラーメンやスイーツ、コーヒーなどサイドメニューを充実させることで、ファミリーレストランやカフェの代わりとしての需要も獲得しており、2024年には7,000億円近くまで拡大すると見られている。

 一方、株式会社SARAHは、同社が運営するグルメコミュニティアプリの利用者を対象に「コロナ禍で抵抗を感じる飲食店調査」を7月3日~6日に実施し、その結果を7月22日に発表した。有効回答数は401(男性 239、女性 154、その他 8)。

 新型コロナ感染症対策ができていない店に行くことに抵抗を感じているか聞くと、男性では「非常に抵抗がある」が25.9%、「抵抗がある」が46.0%で、71.9%が抵抗を感じていた。一方、女性では「非常に抵抗がある」が39.0%、「抵抗がある」が47.4%で、86.4%が抵抗を感じていた。

 飲食店に実施してほしい新型コロナ感染症対策を複数回答で聞くと、男性で最も多かった回答は「入り口に消毒液が設置してある」の75.7%で、以下、「店内が換気されている」「隣との距離が空いている」「店員がマスクをしている」「メニュー表の除菌」が続いた。女性で最も多かったのは「隣との距離が空いている」の88.3%で、以下、「入り口に消毒液が設置してある」「店内が換気されている」「店員がマスクをしている」「メニュー表の除菌」が続いた。

 新型コロナの感染拡大が続く中、飲食店でリラックスして食事をしたいというニーズにどうこたえるか。消費者は店舗が実施する感染防止対策に敏感になっており、店選びの要因にもなりそうだ。

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