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新型コロナワクチンや新薬の開発にとりくむ医薬品関連会社126社の従業員年収ランキング!

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 新型コロナワクチンや新薬の開発競争を繰り広げている医薬品関連会社。バイオベンチャーを含む、126社の従業員の給与に迫ってみた!

高い給与水準を誇る医薬品関連会社、年収1000万円超は5社

 医療用医薬品、バイオベンチャー、後発薬(ジェネリック医薬品)、一般医薬品(OTC:Over The Counter)、原料・原薬、臨床検査など、医薬品関連126社における従業員の年収ランキングである。

 抗がん剤などの新薬開発に取り組む医療用医薬会社を中心に、確実に利益を実現していることもあって、高い給与水準にあるといっていいだろう。

 ただし、国内の医薬品会社の弱点は、世界大手に比べて規模が見劣ること。売上高や研究開発費、純利益、キャッシュ創出力(営業活動によるキャッシュフロー)など、世界大手に及ばないことは表1を見れば一目瞭然である。

 たとえば、中外製薬(4519)の売上高や研究開発費は、親会社であるロシュ(スイス)の1割にも満たない水準だ。

 19年1月に6兆2133億円を投じてアイスランドの製薬大手シャイアーの全株取得を完了させた武田薬品工業(4502)がようやく、売上規模で世界大手の仲間入りを果たしている程度である。

 新型コロナワクチンの開発でもアストラゼネカ(英)やファイザー(米)などが先行しているように、創薬や開発力でも後手を踏んでいるのが現実だ。

 表2は持株会社を除いた大手・中堅18社の単体ベースの従業員数をなどを示したものである。従業員2900人強、平均年齢41.5歳、平均勤続年数15.6年が、平均像だ。

 従業員平均年収が1000万円を突破しているのは、第一三共(4568)、武田薬品工業、アステラス製薬(4503)エーザイ(4523)、中外製薬の5社。各社の研究開発費には人件費相当分も含まれているため、高水準の年収になっているのだろう。

 武田薬品工業のグループ全体の従業員給付費用(給料、ボーナス、福利厚生費など)は7115億円。売上高の20%強に相当しており、アステラス製薬と第一三共もほぼ同水準だった。国内大手3社の人件費の割合は、売上高の2割強で共通しているようだ。ちなみに、武田薬品工業の経営トップの年俸は20億7300万円、社外取締役は約4000万円平均である(いずれも19年度)。

 国内企業として新型コロナワクチンの開発に着手している塩野義製薬(4507)や、高額がん治療薬オプジーボの小野薬品工業(4528)、それに住友化学(4005)の子会社である大日本住友製薬(4506)が900万円台だ。

 800万円台は協和キリン(4151)参天製薬(4536)などで、三菱ケミカルホールディングス(HD/4188)の子会社で上場を廃止した田辺三菱製薬も800万台での推移だった。

 目薬メーカーから化粧品会社(スキンケア関連の売上高が全体の6割強)に移行しているロート製薬(4527)と後発薬の日医工(4541)は700万円台。同じく後発薬の東和薬品(4553)沢井製薬(4555)は600万円台だ。


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