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「自分に合った化粧品がほしい」をかなえるパーソナライズ化粧品市場、スキンケアは2割減、ヘアケアは続伸

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2020/08/14 09:00

「自分に合った化粧品」を求める消費者

 富士経済は8月13日、パーソナライズ化粧品の国内市場調査結果を発表した。対面によるカウンセリングや、デジタル技術を用いた肌測定などの診断結果を元にユーザー個々人に合った商品を提案する「パーソナライズ化粧品」。

 この調査では、スキンケア、ヘアケアなど5カテゴリーにおけるパーソナライズ化粧品を診断方法や商品タイプ別に分類し市場を分析すると共に、参入メーカーの動向を捉えた。調査期間は2020年5月~7月。

 パーソナライズ化粧品は、"膨大な数の化粧品の中から自分自身の肌や髪に合う商品を選ぶことは難しく、カウンセリングやカスタマイズすることで自分自身に合うアイテムが選べるならば多少コストが掛かっても使用したい"と志向する層を中心に需要を獲得している。近年開発が活発化している同市場は、2019年に2015年比3.0倍の130億円に成長している。

 カテゴリー別ではスキンケアの構成比が最も高く、市場の大半を占める。2019年は「APEX」のリニューアルや、ELCジャパンクリニーク事業部が「クリニークiD」を発売。対面でのカウンセリングとデジタル技術を用いた肌測定を組み合わせた提案によって、需要を取り込み市場は拡大した。

 2020年は他のカテゴリーでパーソナライズブランドを展開してきたメーカーがスキンケアブランドを投入するなど市場が活性化しているものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大から訪販メーカーや百貨店が一時的に営業を自粛したことから、2019年比22.1%減が見込まれる。

 次いで構成比が高いのがヘアケアで、2018年に「MEDULLA」や「mixx」(Wantell Value)などが発売されたことで注目を集めた。2019年には「ボタニスト」(I-ne)からパーソナライズブランド「マイ ボタニスト」などが発売され、市場は急拡大。2020年もECを中心に展開するヘアケアブランドの好調などにより続伸するとみられる。

診断方法別の市場動向

 続いて、パーソナライズに必要な肌測定やカウンセリングなどの診断方法別に市場動向を見ていこう。

 カウンセリング×デジタルはデジタル技術を用いた肌測定などに加えて、美容部員などによるカウンセリングと合わせて行う診断方法で、カウンセリングメーカーが中心となっている。2018年から2019年にかけて「アーティストリー」(日本アムウェイ)や「クリニークiD」が発売され、市場は大幅に拡大したものの、2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により百貨店などが臨時休業したことなどから縮小するとみられる。

 セルフ×デジタルはWeb問診の回答をAI解析などによって行う診断方法である。2018年は実績減となったブランドもあったことから市場が縮小したものの、2019年から2020年は新興ブランドが増加しており、拡大している。

 カウンセリング×アナログは店頭で美容部員が顧客の肌状態を確認する診断方法で、カスタマイズ化粧品の組み合わせを提案する。近年は店頭でのカウンセリングにデジタル技術を導入するブランドが多く、アナログを中心としたブランドは限られる。

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