出前館は、弁当、中華、カレーやハンバーガーなど多数のジャンルから食事を注文でき、自宅やオフィスに届ける出前サービス「出前館」を運営している。もともとは宅配ピザ、宅配寿司を中心とした宅配専門店を多く取り揃えていたが、店舗に代わって配達を行う「シェアリングデリバリー」の仕組みを強化し、近年はファーストフードや、お弁当、ラーメンなどの日常食から、料亭やレストランまで幅広いラインナップを取り揃えている。
同社の8月18日の発表によると、出前館の加盟店舗数は、この1年間で10,000店舗以上増加し、2020年7月に30,000店舗を突破した。

今年に入り、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、飲食店は営業短縮や自粛を余儀なくされ、外食産業は大きな影響を受けている。「出前館」では、飲食店が新たに出前を始めやすいように、2020年4月から手数料の助成をスタートしたことから、店舗数の増加が加速。また、2020年6月には沖縄県、鹿児島県、7月には新潟県、愛媛県、8月には長崎県、岡山県、宮崎県などへの展開も進み、現在、1都1道2府20県でシェアリングデリバリーの拠点が広がっている。
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