セブン銀行と、シンガポールのDBS銀行は、セブン銀行連結子会社のセブン・グローバルレミットの海外送金事業に係わる協業について合意した。
セブン銀行では、2011年から海外送金サービスを開始し、2019年度の送金件数は121万4,000件。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一時的に外国人の入国者数が減少しているものの、中長期的には外国人の増加は今後も見込まれることから、世界の「ワールド・ベスト・デジタル・バンク」と言われるDBS銀行の個人向け海外送金スキームとの連携によって、日本における海外送金事業領域の拡大を図る。
現在、セブン・グローバルレミットはサービス提供に向けた準備を行っており、今冬のベトナム向け送金を皮切りに、より利便性の高い海外送金サービスの提供を予定している。
このサービスでは、セブン・グローバルレミットが提供するスマートフォン専用アプリを通じて、銀行口座を開設することなく、アプリ上にアカウントを作成し、全国2万5,000以上設置されているセブン銀行ATMから同アカウントへ入金(チャージ)することによって、あらかじめ登録した受取人の銀行口座へ、DBS銀行が提供するネットワークを経由して送金が可能となる。
【関連記事】
・セブン銀行と新生銀行グループ、外国人居住者向けクレジットカードを提供
・セブン銀行、フィリピンでもATM事業を展開
・セブン銀行ATM、海外発行のカードで「日本円」を引出すことが可能に