ソニー銀行は、Visaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」の利用動向を調査の結果を発表した。調査対象は、2020年7月末時点有効口座(約70万件)、集計期間は2020年1月~2020年7月。
Sony Bank WALLETの発行枚数は約70万枚(有効口座)の保有者を世代別に見ていくと、40代が26.1%と最も多く、30代が23.9%、50代が18.9%、20代が17.7%で続いている。
1回あたりの利用単価では「500円以上3,000円未満」が52.4%で半数以上を占めた。次に多いのは「500円未満」の21.8%。
また、1か月あたりの利用頻度が「1~5回」の人は43.9%が最も多いが、「21回以上」という人は21.8%いることから、日常のさまざまなシーンで利用している人もいるようだ。
ソニー銀行では、2019年9月発行分からSony Bank WALLETに「Visaのタッチ決済」機能を搭載し、カードをリーダーにタッチするだけで支払いが可能になった。同年11月にはGoogle Pay、2020年4月にGarmin Pay、同年7月にFitbit Payに対応するなど、非接触決済デバイスへの対応を拡大させている。
2020年7月の非接触決済の利用率は、30代が29.0%で最も多く、20代・30代・40代を含めると全体の約75%を占めている。非接触決済の取引件数で見ると、2020年5月と比べて2020年7月の利用件数は約2倍に増加している。
また、Sony Bank WALLETがどこで使われているのかを利用加盟店別に見ていくと、コンビニやECサイトでの利用が多くなっている。緊急事態宣言下(2020年4月7日から5月25日まで)では政府による不要不急の外出自粛要請を受けて、Amazonをはじめ、iTunes StoreやUBEREATS、メルカリなどが利用加盟店上位に入り、非対面取引が活発になった。緊急事態宣言解除後の6月以降は、イオンなど実店舗での利用が増加している。
Sony Bank WALLETの利用先をECサイトに絞って調べると、EC市場での取引件数は2020年1月から7月の間で約3割増加していた。
ソニー銀行では現在、Garminデバイスが当たる口座開設キャンペーンを実施している。キャンペーンは2020年12月13日まで。
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