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Visa、Androidスマホだけでコンタクトレス決済を可能にする「Tap to Phone」を本格展開

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2020/10/26 09:00

Android端末だけでコンタクトレス決済が可能

 Visaは1年間にわたる「Tap to Phone」の試験運用を経て、世界15以上の市場でサービスの提供を開始すると発表した。今後、Visa Ready for Tap to Phoneパートナーを含む35社以上の新規パートナーの協力のもと、米国では2021年から提供を開始する予定だ。

 「Tap to Phone」は、現行世代のAndroidのスマートフォンまたはタブレットを、追加的なハードウェアなしに、非接触型またはタッチ式のソフトウェアベースPOS(softPOS)端末として利用可能にするもの。現在15以上の市場で導入されているTap to Phoneサービスでは、店舗にNFC対応のAndroidデバイスがあれば、追加のハードウェアなしでコンタクトレス決済が可能になる。

 Tap to Phoneを導入する場合、店舗は、アクワイアラがサポートするアプリをダウンロードし、登録後に銀行を選択することで、非接触決済の受け入れをわずか数分で開始できる。Tap to Phoneは、セキュリティ性能の高いEMVチップ技術をベースに構築されており、各トランザクションには再利用できない動的な暗号が含まれている。

Tap to Phoneの利用シーン

 コロナ禍において、タッチ式決済またはコンタクトレス決済の普及が急速に進んでおり、Visaでは、タッチ式決済による支払が前年度比で40%増加している。

 Visaのデータによると、現在、softPOSが最も活用されているカテゴリーは、飲食店、旅行関連、および食料雑貨店だが、Tap to Phoneはそれ以外の場面でも消費者体験をさまざまに向上させることができるとしている。たとえば、ソーシャルディスタンスを取ろうとすると、店舗の行列は長くなりがちだが、Tap to Phoneを導入すれば、従業員は店舗のどこにいてもすばやく会計処理を行うことができる。 

 交通機関では、独立型の発券機や車掌が使う検札端末機を省略することができる。日本では、茨城交通、岩手県北バスで導入済みで、10月末から、福島交通・会津バスで導入する予定だ。その他、Tap to Phoneがあれば、着払いをする際に現金を用意する必要がなく、やり取りの接触も最小限で済ませることができる。

 Tap to Phoneは、すでに欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南米の数多くの国々で稼働しており、利用している事業者の数は、この1年間で200%増加している。最近、Tap to Phoneの提供が開始された国としては、ベラルーシ、マレーシア、ペルー、ロシア、南アフリカがあり、近々、ブラジル、イタリア、英国でも提供を開始する予定だ。

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