ローソンは、2020年10月13日に中華人民共和国の湖北省武漢市に店舗をオープン。これによって、中国における店舗数が3,000店を突破した。

ローソンは上海市政府から招聘を受け、1996年に現地子会社(上海ローソン)を設立し、中国初の日系コンビニとして上海市に進出。2011年にローソンの持分比率を85%まで高め、2017年に完全子会社している。
上海でのノウハウを生かし、2010年以降、現地子会社を次々と設立。2014年からは、各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズ契約(現地子会社が地場小売企業と契約を結んでの出店方式)を推進し、出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきた。また、パートナー企業が本部機能を持ち、指定エリアにおける運営開発全般を担うエリアライセンス契約を推進し、2017年2月に1,000店舗、2019年1月に2,000店舗を突破している。
中国国内では、ローソンの強みである米飯、デザート、FF(フライヤー使用の揚げ物)などが支持され、デジタル化やデリバリーサービスの展開なども行っている。
中国政府の商務部は7月、「コンビニエンスストアのブランド化とチェーン化への3年間の行動実行に関する通知」を発表し、2022年までに中国国内で30万店に増やす計画を打ち出した。今回、店舗数が3,000店を突破したことで、中国本土における日系コンビニエンスストアの中でローソンは店舗数は最大規模になった。
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