星野リゾートとリサ・パートナーズは、2020年10月30日付で国内の宿泊施設を対象とした「星野リゾート観光活性化投資事業有限責任組合」(星野リゾート観光活性化ファンド) の組成を完了し、運用を開始した。
星野リゾート観光活性化ファンドは、三井住友ファイナンス&リース、三菱UFJ銀行、大和ライフネクストらをLP投資家として招聘し、リサ・パートナーのLP出資も含めて出資総額約50億円で組成を完了した。

このうち三菱UFJ銀行は、最大15億円の出資を予定していると発表。2020年度中には出資総額100億円規模のファンドとして運用することを目指すとしている。三菱UFJ銀行はMUFGのネットワークを活かして、投資案件の発掘、再生のサポートを推進する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、インバウンドを含むホテル・旅館の宿泊需要の回復には時間がかかることが予想される。事業継続が困難となったホテル・旅館の事業者に対して、このファンドは事業承継、事業譲渡支援、または不動産等のオフバランスによる資金調達の手段を提供する。
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