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クラウドバンキングのnCino日本代表に野村逸紀氏が就任、日本での事業展開を本格化

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2020/11/11 09:00

nCino日本代表に野村逸紀氏が就任

 クラウドバンキングサービスを提供する米nCino(エヌシーノ)は、2020年11月1日付けで、同社の日本法人代表取締役社長として野村逸紀(のむら いつき)氏の就任を発表した。

 同社の「nCino Bank Operating System」は、金融機関の収益拡大、真の効率化、コスト削減、規制対応を実現する拡張性の高い統合型プラットフォーム。幅広い銀行の事業部門の新規顧客獲得、融資、口座開設などに関わる行員と顧客体験の改善に寄与する。同社のプラットフォームは、資産規模3,000万ドルから2兆ドルに及ぶ世界1,200以上の金融機関で活用されている。nCinoは今年7月にNASDAQに上場している。

 nCinoは業務のデジタル変革と効率性向上を目指す日本の金融機関のニーズに応えるため、2019年10月にnCino株式会社を設立。野村氏の社長就任を機に今後、日本国内での事業を本格化させる。

nCino株式会社 代表取締役社長 野村逸紀氏
nCino株式会社 代表取締役社長 野村逸紀氏

 野村氏は1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、2001年に卒業後富士通に入社し公共マーケットの営業に従事。その後2005年にEMCジャパンに入社、公共マーケット・流通マーケットの営業として従事した後、2015年から流通サービス営業部長として、流通、物流、運輸、百貨店、コンビニ、ユーティリティなどの大手顧客向けマーケットの責任者を務めた。2017年のDellとの統合後はデル・テクノロジーズで同マーケットの責任者としてカルチャー融合やチーム拡大に貢献。持続可能な経営に向けたITコスト構造の最適化や購買行動の変化に柔軟に対応するためのアプリケーション変革などを推進した。

セールスフォースと連携しクラウドバンキング市場をリード

 nCino社は、Fintech業界の調査会社アイテ・グループの金融ベンダー評価ランキングである2019年のレポート『Commercial Loan Origination: Evaluating Vendors That Hone the Tip of the Spear(法人融資業務システム:先進性の評価))で、昨年に続きトップベンダーの座を獲得。アイテ・グループの2020年のレポート『Transforming Consumer Lending Through Loan Origination Systems(リテール向け金融サービスの変革を支えるローン業務支援システム)』では、リテールローンの業務支援システムとしてもリーダーの評価を獲得している。

 2020年10月15日には、英国の大手銀行バークレイズがnCinoの銀行業務統合プラットフォームを採用したと発表。このプラットフォームは、本人確認(KYC)、融資業務、規制コンプライアンス対応など金融サービスの提供に必要な業務を1つのプラットフォームに統合し、効率化を実現するもの。金融機関のポートフォリオ全体のリスクとパフォーマンス情報を一か所に集約し、ストレステスト、期待損失、資産負債モデリングなどを関連づけることで、戦略的な意思決定と業務の効率化につなげる。

 グローバルパートナーであるセールスフォース・ドットコム代表取締役会長兼社長 小出伸一氏は、「nCinoとセールスフォース・ドットコムはグローバルで戦略的なパートナーとして、これまでに数多くの金融機関のデジタル化を支援してきた。nCinoはセールスフォース・ドットコムのグローバルにおける特に強力なパートナー上位1%である「Summit Partner」に選出されており、その実績からも今後金融機関の収益向上、効率化、顧客体験の向上に不可欠なソリューションであると確信している」とコメント。野村氏の就任によって、日本市場においても両社のパートナーシップを通じて金融機関の支援強化を実現するとしている。

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