弥生は、中小規模事業者の会計・給与・商取引などのバックオフィス業務の効率化を実現する業務ソフトウエアの最新バージョン「弥生 21 シリーズ」を11月13日に発売した。
このバージョンでは、法令改正への対応と業務効率化のための改善が行われた。「やよいの青色申告 21」「弥生会計 21」では、令和2年分の申告から適用となる青色申告特別控除の改正に伴い、65万円の控除を受けるための要件、e-Taxによる電子申告、電子帳簿保存などに対応。「やよいの給与計算 21」「弥生給与 21」では、令和2年分に変更された給与所得控除の計算方法など、法令改正に対応している。
弥生会計ラインアップの自動取込・自動仕訳機能「スマート取引取込」では、金融機関との口座連携機能のAPI連携や、AIによる推論精度の向上、UI/UXの改善を行った。
また、2020年9月期、弥生は過去最高の売上を達成。登録ユーザー数はデスクトップアプリケーションとクラウドアプリケーションの両輪で拡大し、220万に到達した。
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