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10月の小売売上、スーパーは前年を上回る、百貨店では高額品が好調、おせちはECで

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2020/12/05 12:00

10月のスーパー売上は前年を上回る

 一般社団法人 日本スーパーマーケット協会が11月20日に発表した「2020年10月 スーパーマーケット販売統計調査」によると、食品を中心に取り扱うスーパーマーケット270社の10月の全店売上高(速報)は、前年同月比4.4%増の9,224億2,236万円、既存店ベースでも同3.6%増で前年を上回った。9月の全店売上高(確報)は前年同月比2.1%増の9,216億7,515万円、既存店ベースは同0.9%増だった。

 10月を地域別で見ると、「北海道・東北」は全店が前年同月比7.3%増で既存店が同6.6%増、「関東」は全店が同4.0%増で既存店が同3.2%増、「中部」は全店が同6.5%増で既存店が同4.4%増、「近畿」は全店が同1.7%増で既存店が同2.0%増、「中国・四国」は全店が同6.2%増で既存店が同4.2%増、「九州・沖縄」は全店が同2.7%増で既存店が同2.2%増で、全エリアで前年を上回った。9月は「九州・沖縄」のみ全店が同3.4%減、既存店が4.0%減で前年を下回っていた。

百貨店は富裕層を中心に高額品が好調

 一方、日本百貨店協会が11月24日に発表した「10月の全国百貨店売上高概況」によると、10月の全国百貨店(73社・196店)の売上高総額(店舗数調整後・以下同じ)は前年同月比1.7%減の3,753億5,741万円で、前年にわずかに届かなかった。

 前年の10月は消費増税や台風の影響があり同17.5%減という厳しい月だった。その反動による押上げ効果が見られたものの、新型コロナによる入国規制でインバウンドが完全に消失したことが大きなマイナス要因になった。ただ、国内市場は同4.8%増で、13カ月ぶりにプラスに転じた。富裕層を中心に高額品が好調だったほか、各社が展開した物産展や企画催事に加え、Go Toトラベルキャンペーンも集客に寄与した。

 商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾・時計等の高額商材(美・宝・貴:52.7%増)が牽引。また、調理用品や家具、家電を含む家庭用品も13.9%増と高い伸びを示した。衣料品は4.1%減と低迷しているが、カジュアル衣料や気温低下による防寒商材などが動いた。食料品は6.8%減となったが、食品催事が堅調だったほか、おせちやクリスマスケーキの予約はECの高伸もあり好調なすべり出しを見せている。

コンビニ、売上高は減少も客単価は前年を上回る

 また、日本フランチャイズチェーン協会が11月20日に発表した「2020年10月度 JFAコンビニエンスストア統計調査月報」によると、10月の店舗売上高は、全店ベースが前年同月比2.8%減の9,141億6,300万円、既存店ベースが同4.3%減の8,731億7,300万円だった。

 来店客数は全店ベースが同9.5%減の13億6,803万人で、既存店ベースが同10.5%減の13億111万人。平均客単価は全店ベースが同7.3%増の668.2円で、既存店ベースが同6.9%増。店舗数は同0.4%増の5万5,872店だった。

 10月はたばこ税増税前の駆け込み需要の反動や、在宅勤務・外出自粛などが続き、来店客数に影響を及ぼしたことなどから売上高が前年を下回ったものの、Go Toキャンペーンの効果や、生鮮食品や惣菜、冷凍食品、デザート、酒類、マスク等の衛生用品などが好調に推移したことで客単価は前年を上回った。

 新型コロナによる在宅勤務や外出自粛等の影響で、小売りの中でも食品を中心に扱うスーパーは堅調に推移している様子がうかがえる。

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