MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

雇用調整で休業中の正社員「これからどうする?」、休業中のパート女性で「手当てあり」は3割

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2020/12/05 13:00

 株式会社野村総合研究所は、新型コロナ感染拡大に関連した雇用先の雇用調整により、現在休業中の労働者を対象に「コロナによる休業者の実態と今後の意向に関する調査」を実施し、その結果を11月18日に発表した。調査時期は10月20日から21日。

 休業中の正社員(男性618名・女性618名)に休業や仕事に関する今後の意向を聞くと、「休業手当を受け取れるならば、現在のように休業を続けられる方がよい(どちらかと言えば含む・以下同じ)」と回答した人は男性で54.7%、女性で57.1%となった。「休業手当よりも、実際に仕事をして賃金を受け取りたい」は男性で45.3%、女性で42.9%だった。

 今後の仕事内容についての意向を聞くと、男性の52.8%が転職を考えていた。内訳は、「当面は現在の仕事を続ける」が12.1%、「まだ探していないが今後探したいと思っている」が20.6%、「実際に探している」が20.1%で、「現在の仕事を続けたい」は47.2%だった。女性も49.2%が転職を考えており、「当面は現在の仕事を続ける」が13.8%、「まだ探していないが今後探したいと思っている」が21.7%、「実際に探している」が13.8%で、「現在の仕事を続けたい」は50.8%だった。

 また、現在の仕事で雇用調整の解除(通常就業の再開)が難しい場合、仕事があって働く人を求めている企業に在籍出向してもよいか聞くと、男性の17.3%、女性の14.9%が「積極的にしたい」と回答し、「積極的にではないがしてもよい」を合わせると、男性の53.1%、女性の50.8%が在籍出向に前向きだった。

 なお、休業中のパート・アルバイト女性(572名)で休業手当を受け取っている人の割合は30.9%となり、休業手当を受け取っていない人が多数を占めた。正社員の女性(505名)で休業手当を受け取っている人の割合は62.8%だったことから、雇用形態により格差が見られた。

 休業中のパート・アルバイト女性を世帯年収別に見ると、休業手当を受け取っている人の割合は世帯年収「200万円未満」が22.1%、「200万~400万円未満」が26.0%、「400万~600万円未満」が34.4%、「600万円以上」が34.8%で、世帯年収が低い人ほど休業手当を受け取っている人の割合は低かった。

 一方、株式会社ワースは、全国の経営者・人事担当者1,112名を対象に「コロナ禍の転職市場に関する調査」を実施し、その結果を10月29日に発表した。調査は9月18日に行われた。

 新型コロナが採用活動に与えている影響について聞くと、「かなり影響がある」が31.9%、「やや影響がある」が41.2%で、73.1%が「影響がある」と回答した。「変わらない」は20.3%、「あまり影響はない」は3.4%、「ほぼ影響はない」は3.2%だった。

 続いて、採用する人数にどのような影響があるか聞くと、新卒採用では「減らした」が29.8%、「今後減らす予定」が13.4%、「変わらない」が46.3%、「増やした」が9.3%、「今後増やす予定」が1.2%だった。中途採用は「減らした」が31.2%、「今後減らす予定」が11.4%、「変わらない」が45.2%、「増やした」が11.0%、「今後増やす予定」が1.2%で、約4割が新卒・中途ともに採用を減らしていた。

 ワクチンの承認が報じられるようになってきたが、新型コロナの影響で転職市場はしばらく厳しい状況が続きそうだ。

【関連記事】
新型コロナ、派遣社員の10%が「会社都合で失業」、「就業時間や日数が減った」は36.5%に
雇用環境は厳しい状況が続く、6月のアルバイト収入は6割が「減ったまま」
Zaim、コロナの影響で「もらえる手当」「借りられる支援金」を雇用形態別に自動算出する機能

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5