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戸建て市場、新築は価格が上昇傾向、中古は11月として過去最高の成約件数に

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2021/01/09 12:00

 アットホーム株式会社は、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について調査・分析し、その結果をまとめた「首都圏における新築戸建の価格動向 2020年11月」を2020年12月24日に公表した。

 東京23区の平均価格は5,643万円で、前月比で2.0%上昇、前年同月比で1.0%上昇し、前年同月比では17カ月ぶりの上昇となった。3,000万円台の物件の占める割合が減る一方、4,000万円台の物件が増えたのが価格上昇の一因となっている。東京都下の平均価格は4,004万円で前月比0.8%上昇して8カ月ぶりに4,000万円台を回復したが、前年同月比では0.9%下落して7カ月連続で前年同月割れとなった。

 神奈川県は、横浜市・川崎市の平均価格が4,300万円で、前月比で0.7%下落、前年同月比で0.8%下落して、前年同月割れは21カ月連続となった。平均価格を下回る4,000万円未満の物件の占める割合が増加したことが下落の一因となっている。神奈川県他の平均価格は3,784万円で、前月比で0.1%上昇して7カ月連続の上昇、前年同月比では1.2%上昇した。2,000万円台の低価格帯物件の占める割合が減少したことが一因と考えられている。

 埼玉県は、さいたま市の平均価格が3,825万円で前月比1.2%上昇、前年同月比で4.2%上昇し、前月に続いて2017年1月以降の最高額を更新した。2,000万円台以下の低価格物件割合が減少し、4,000万円台の物件が増加したことが一因。埼玉県他の平均価格は3,221万円で、前月比で微増(2万円上昇)、前年同月比では1.8%上昇し、2017年1月以降の最高額を3カ月連続で更新した。

 千葉県は、西部の平均価格が過去最高の3,555万円で、前月比で1.0%上昇して6カ月連続で上昇、前年同月比で2.4%上昇して10カ月連続で上昇した。2,000万円台の低価格帯物件が減少する一方、4,000万円台の高価格帯物件の増加が上昇の一因になった。千葉県他の平均価格は2,917万円で、前月比0.6%下落して9カ月ぶりに下落したものの、前年同月比では6.2%上昇し、前年同月では4カ月連続で6%台となり、前年同月超えは34カ月連続となった。

 一方、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は2020年12月、2020年11月のサマリーレポートを公表した。

 首都圏の2020年11月の中古戸建住宅の成約価格は3,239万円で、前月比で4.1%上昇、前年同月比で4.9%上昇した。エリア別では、東京都区部が5,963万円で、前年同月比で12.5%上昇して3カ月ぶりに前年を上回った。東京都多摩は3,196万円で同0.1%下落し、ほぼ横ばいながら10月に続いて前年を下回った。神奈川県は、横浜・川崎市が3,776万円で同1.0%下落し、10月に続いて前年を下回った。神奈川県他は2,704万円で同7.7%上昇し、10月に続いて前年を上回った。埼玉県は2,002万円で同4.3%下落、千葉県は2,050万円で同15.3%上昇し、3カ月連続で前年を上回った。

 首都圏の2020年11月の中古戸建住宅の成約件数は1,303件で、11月としては1990年5月の機構発足以降で過去最高となった。増加率も前年同月比23.6%増と大幅に増加し、5カ月連続で前年を上回った。エリア別では、東京都区部が同22.3%増の230件、東京都多摩が同17.0%増の179件。神奈川県は横浜・川崎市が同19.2%増の199件、神奈川県他が同31.1%増の173件、埼玉県が同20.2%増の244件、千葉県が同31.8%増の278件で、すべてのエリアで大幅に増加した。

 首都圏の戸建て市場は、新型コロナによるテレワークの広がりなどで堅調に推移しているようだ。

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