体調不調時に食べたり、年始の七草粥などで親しまれている「お粥(かゆ)」。最近は、普段の食生活にも取り入れようとする動きが見られ、新たな食品が続々と登場している。いずれも健康に良く、おいしさや手軽さもしっかりと考えられている。
はくばく(本社:山梨県中央市)が提案するのは、日常の食事としてお粥とおかずとの組み合わせ。そして展開するのがレトルトタイプの「暮らしのおかゆシリーズ」だ。同シリーズは、もち麦、五穀、発芽玄米と健康食材がベースの3種が用意されており、いずれも穀物の粒感を残したふっくら仕上げで食べ応えは十分。また味つけがないので、主食の白米がわりに、あるいはアレンジを施してと、食生活にもすんなりと溶け込みやすい。新しい1日のスタートに味噌汁、おかず、そしてお粥、そんな和食モーニングもよさそうだ。価格はいずれも249円(税込、250グラム1袋)。
カネテツデリカフーズ(本社:兵庫県神戸市)の「からだ想いのカニかま粥」は精米ともち麦、カニかまを使った一品。同商品なら、カニかまの良質な動物性たんぱく質に加え、もち麦の食物繊維と植物性たんぱく質と、豊富な栄養を同時に摂取することができる。電子レンジ対応カップ入りなので、容器のまま電子レンジ(500ワット)で1分40秒程度温めれば出来上がりと、手軽さも見逃せない。今の季節に口にすれば、体に元気がみなぎり、そしてポカポカになりそうだ。味は鶏しょうゆ味と梅味の2タイプで、価格は270円(税込、200グラム)。
豊味館(長崎県佐世保市)が展開するのは、国産もち米と具だくさんが特徴のお粥だ。ひとつは「まるごとプチトマトのもち米おかゆ(270グラム1袋)」で、フレッシュな生トマトに玉ねぎや枝豆などが入った洋風の一杯。もうひとつは、生姜スープにやわらか牛すじ、エノキ、舞茸、ナメコと、こちらも食欲を刺激する「牛すじと3種のきのこのもち米おかゆ(250グラム1袋)」だ。軽めの食事をしたいときや体を温めたいときにもうってつけの一品だ。作り方は湯せんで約8分、電子レンジなら約3分加熱で完成する。価格はどちらも420円(税別)。
今冬はお粥の良さを見直して、積極的に日々の食生活に取り入れてみるのもよさそうだ。
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