マネックス証券はサステナブルファイナンス部を設立し、ESG金融事業を開始する。また、2021年3月をめどに環境インパクトファンドも設立する予定で、マネックスグループ全体でESG活動に取り組む。グループのこれまでの強みであった個人投資家層向けのESG金融促進だけでなく、機関投資家にまで対象を拡げ事業を推進する。
「マネックス・クライメイト・インパクトファンド(仮称)」は、グローバルな再生可能エネルギーに焦点を当てる環境インパクトファンドで、グリーンテックスタートアップにも投資する。「マネックスeGreenフィンテック(デジタルESGイノベーション)」は、ブロックチェーン、AIなどの最先端技術における進歩を活用して、サステナブルファイナンスを着実に実行する上で欠かせない、ポートフォリオ資産による環境へのインパクトに関する透明性や信頼性の高いレポーティングを実現する。
また、世界中のESG金融商品から、個人投資家から機関投資家まで幅広いリスクリターン選好に応じた商品を提供する。
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