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コロナ禍で明暗、スーパーの売上は堅調 一方で、コンビニの売上は11カ月連続のマイナス

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2021/03/06 12:00

 一般社団法人 日本スーパーマーケット協会が2月24日に発表した「2021年1月 スーパーマーケット販売統計調査 速報版」によると、食品を中心に取り扱うスーパーマーケット270社の1月の全店売上高(速報)は、前年同月比6.9%増の9,303億8,429万円で、既存店ベースでも同6.0%増で前年を上回った。

 同時に発表された2020年12月の全店売上高(確報)は同4.6%増の1兆984億5,000万円で、既存店ベースは同3.6%増だった。コロナ禍でスーパーマーケットの売上は堅調に推移しているが、1月も底堅かった。

 1月の売上高(速報)を地域別に見ると、「北海道・東北」は全店が前年同月比7.6%増で既存店が同7.2%増、「関東」は全店が同7.8%増で既存店が同7.2%増、「中部」は全店が同8.5%増で既存店が同6.4%増、「近畿」は全店が同4.3%増で既存店が同3.7%増、「中国・四国」は全店が同8.3%増で既存店が同6.5%増、「九州・沖縄」は全店が同2.3%増で既存店が同1.7%増で、前月に続いて全エリアで前年を上回った。

 1月は7日に1都3県に2度目の緊急事態宣言が発出され、13日には7府県が追加となり、外出自粛による内食需要は拡大したと同協会は指摘。初回の緊急事態宣言時同様、生鮮品や保存性の高い食材、衛生用品が伸びたようだ。

 一方、日本フランチャイズチェーン協会が1月20日に発表した「JFAコンビニエンスストア統計調査月報 2021年1月度」によると、1月のコンビニの売上高は、全店ベースが前年同月比3.9%減の8,509億8,400万円、既存店ベースが同4.9%減の8,150億2,100万円で、全店・既存店はともに11カ月連続のマイナスとなった。2020年12月の売上高は、全店ベースが同3.3%減、既存店ベースが同4.0%減だった。

 1月の来店客数は、全店ベースが前年同月比12.5%減の12億114万3,000人、既存店ベースが同13.2%減の11億4,640万9,000人で、全店・既存店はともに11カ月連続のマイナスとなった。2020年12月の来店客数は、全店ベースが同9.9%減、既存店ベースが同10.5%減で、来店客数の減少幅が拡大した。

 ただ、生鮮食品や惣菜、調理麺、冷凍食品、デザート、酒類等が好調に推移し、平均客単価は全店ベースが前年同月比9.8%増の708.5円、既存店ベースが同9.6%増の710.9円で、全店・既存店はともに16カ月連続のプラスとなった。2020年12月の平均客単価は全店ベースが同7.3%増、既存店ベースが同7.4%増で、客単価の上昇幅が拡大した。1月の店舗数は5万5,911店舗で、前年同月から0.6%増加した。

 新型コロナによる外出自粛や在宅勤務で、消費者はコンビニよりもスーパーに訪れる傾向が高まっているようだ。

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