MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

親の意識「子どもの学力・学歴は教育費次第」63% 小学生から社会人までの予想教育資金は1,266万円

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2021/03/13 11:00

 ソニー生命保険株式会社は、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名を対象に「子どもの教育資金に関する調査」を実施し、その結果を3月2日に発表した。調査時期は1月18日から20日。

 子どもの学力や学歴は、教育費にいくらかけるかによって決まると感じるかを聞くと、63.0%(非常にあてはまる14.7%・ややあてはまる48.3% 以下同じ)が「あてはまる」と回答した。また、老後の備えより子どもの教育費にお金を回したいか聞くと61.2%(7.6%・53.6%)が「あてはまる」と回答した。早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だと思うか聞くと67.6%(14.2%・53.4%)が「あてはまる」と回答し、子どもの教育費について必要性や重要性を感じている親が多かった。

 子どもの教育費の負担について重いと感じるか聞いたところ、63.9%(21.5%・42.4%)が重いと感じていた。子どもの就学段階別にみると、負担を感じている親の割合は未就学児が46.0%(10.5%・35.5%)、小学生が60.9%(16.1%・44.8%)、中高生が67.1%(21.8%・45.2%)、大学生等が81.3%(37.3%・44.0%)となり、子どもの就学段階が上がるほど、負担の重さを感じる人が増える傾向があった。

 スポーツや芸術などの習い事、家庭学習、教室学習など学校以外での教育費の支出額を調べると、1カ月当たりの平均額は1万3,267円となった。過去の調査では2016年が1万240円で、2019年にかけて1万5,170円まで増加した。その後は2020年が1万5,120円で、今回の調査ではそこからさらに減少した。子どもの就学段階別の平均支出金額は、未就学児が7,797円(前年9,253円)、小学生が1万4,760円(同1万7,748円)、中高生が2万569円(同2万775円)、大学生等が9,881円(同1万2,653円)で、いずれも前年から減少した。

 また、未就学児の親248名に、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金がいくらだと思うか聞くと、「1,000万円~1,400万円位」(36.2%)に多くの回答が集まり、平均予想金額は1,266万円だった。過去の平均予想金額は2016年が1,136万円で最も低く、前年の2020年には1,381万円まで上昇していた。前年調査から減少している背景について同社は、コロナ禍における家計の悪化や教育資金としての備えの減少などが、親の意識に影響を与えていると見ている。

 一方、株式会社POPERが提供するアプリ「Comiru(コミル)」は、2020年度の中学受験が終わった子どもを持つ親300名を対象に「コロナ禍における受験塾の満足度・選び方調査」を実施し、その結果を3月2日に発表した。調査時期は2月12日から16日。

 来年受験する人が学習塾を選ぶ際に重視したほうがいいと思う項目を複数回答で聞くと、「子どもに合うカリキュラムがあること」が45.3%で最も多かった。以下、「先生と子どもの相性」(41.7%)、「知り合い・ママ友・パパ友などからの口コミ」(39.0%)、「合格実績・成績アップ実績」(37.3%)が続いた。

 2020年度に中学受験生の親がかけた塾などの費用を聞くと、受験対策に使用した総額(中央値・以下同じ)は85万円、小学6年生の1年間で使った学習塾代は44万1,000円、6年生の1年間で使った学習塾代以外の金額(夏季・冬期講習、自宅学習用の教材等)は10万円となった。

 今年はコロナの影響で子どもの教育にかける費用も考え方に変化が生じているのかもしれない。

【関連記事】
大学生の内定率45.7%、現行の採用スケジュールで初の前年同月比マイナス
教育費が増加傾向、資金準備は4年連続で「学資保険」が1位 節約しているのは「外食費」
教育資金の準備、「学資保険」と「預金」が中心 「奨学金」や「教育ローン」は減少傾向に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク


All contents copyright © 2007-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5