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転職の求人、年収の全国平均は454万円 一方、夫の転職で妻が困ったのは「収入の減少」

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2021/04/10 12:00

 株式会社マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、2月1日から28日にサイトで掲載された求人の平均初年度年収をまとめた「2021年2月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を3月16日に発表した。レポートでは、提示された初年度年収の下限と上限の中間値をもとに平均値を算出している。

 2月の全国平均初年度年収は454万円で、前月の449万4,000円を、前年同月の441万6,000円をともに上回った。過去1年間の推移は、2020年2月が441万6,000円で最も低く、2020年5月が458万円で最も高かった。年間の推移では、2018年の平均が428万2,000円、2019年が437万6,000円、2020年が450万5,000円で上昇傾向にある。

 職種・業種いずれか、または両方の経験を問う「経験者募集求人」の2月の全国平均初年度年収は504万2,000円で、前月の502万9,000円を、前年同月の503万4,000円をともに上回った。年間では2018年が487万9,000円、2019年が496万3,000円、2020年が506万8,000円で上昇傾向にある。

 職種・業種ともに未経験OKの「未経験者募集求人」の2月の全国平均初年度年収は425万8,000円で、前月の421万円を、前年同月の421万8,000円をともに上回った。年間では2018年が409万4,000円、2019年が419万1,000円、2020年が421万4,000円で上昇傾向にある。

 なお、2月の掲載求人における経験者募集求人と未経験者募集求人の割合は、経験者募集求人が36.0%で未経験者募集求人が64.0%だった。過去1年間の経験者募集求人の割合は、2020年2月が24.2%で、2020年10月にかけて38.9%まで上昇。年間では2018年が23.9%、2019年が24.0%、2020年が33.8%だった。コロナ禍で、企業は経験者を求める動きを強めているようだ。

 一方、株式会社ビズヒッツは、転職経験のある夫をもつ既婚女性500名を対象に「夫の転職に関する意識調査」を実施し、その結果を3月26日に発表した。調査期間は2月26日から3月5日。

 夫が転職して困ったことを複数回答で聞くと「収入の減少」(137名)が最も多く、以下、「生活リズムの変化」(79名)、「無収入の期間ができた」(75名)、「引っ越し」(45名)、「夫の精神状態が悪化した」(37名)、「保険や税金の手続きが面倒」(25名)、「収入が不安定になった」(15名)が続いた。

 「困ったことはない」と回答した妻は24名だった。「収入の減少」と回答した妻からは「収入がリアルに半減した(30代・専業主婦)」「転職先では1年程度見習い扱いで、給与が安かった(50代・会社員)」などのコメントがあり、趣味にかけていたお金や外食を減らすなどしてしのぐ人もいた。

 最後に、夫が転職してよかったと思うか聞くと、「思う」が42.4%、「まあ思う」が43.0%で、85.4%の妻が夫の転職を肯定的にとらえていた。「あまり思わない」は11.8%、「思わない」は2.8%だった。

 よかったと思う理由には「仕事のストレスから家でずっと暗い顔をしていて、こどもに八つ当たりすることなどもあったので、それが改善されて良かった(30代・専業主婦)」などもあり、給料が増えたケースだけでなく、夫が楽しそうに働いている様子や、残業が減って家族と過ごす時間が増えたことなどを理由に挙げる妻も多かった。他方、転職してよかったと思わない理由には「収入が下がった」「新しい職場が本人に合っていない様子」「健康が心配」などが目立った。

 転職を成功させるには、収入だけでなく仕事内容や職場環境も重要な要素になっているようだ。

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