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ワーケーション市場、2020年度は699億円規模 「社員旅行よりワーケーションに参加したい」65%

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2021/05/01 13:00

 株式会社矢野経済研究所は国内のワーケーション市場を調査し、その結果を3月24日に発表した。調査期間は2020年10月から2021年2月。調査では、滞在にかかる「宿泊インパクト」、日中の活動にかかる「地域インパクト」、仕事をする上で新たに生じる「研修インパクト」、ワーケーションサービスを促進する「国家予算」を対象として算出している。ワーケーションとは、仕事(Work)と休暇(Vacation)を組み合わせた造語。

 これまでのワーケーション市場は、テレワークに場所の裁量が認められる人や、喫茶店やコワーキングスペースなどさまざまな場所で働くノマドワーカーで形成されたごく一部の市場だった。しかし、コロナを機にテレワークが普及したことで市場が拡大し、2020年度のワーケーション市場は699億円と予想されている。

 今後のワーケーション市場は、テレワーク導入企業を中心にした有給休暇取得や、地方創生を促進するためのツールとしても注目されている。その結果、同市場規模は拡大傾向が続き、2021年度が777億円、2022年度が909億円、2023年度が1,077億円、2024年度が1,704億円、2025年度が3,622億円と予測されている。

 一方、BIGLOBEは3月8日から10日にかけて、全国の20代から50代の男女1,000名を対象に「ワーケーションに関する調査」を実施した。

 リモートワーク可能な企業経営者100名に、社員同士のコミュニケーションを充実させるため、チームで行うワーケーションを実施してみたいと思うか聞くと、「そう思う」が16%、「ややそう思う」が52%で、経営者の68%がワーケーションに高い関心を示した。「あまりそう思わない」は19%、「そう思わない」は13%。

 続いて、リモートワーク可能な会社員900名に、ワーケーションで同僚が同行することについて聞くと、「同行してほしい」が13.8%、「同行してもよい」が23.3%、「プライベートと切り分けができればよい」が31.2%で、68.3%が同僚と同行するワーケーションに肯定的だった。ワーケーションに同僚が同行してもよい理由を複数回答で聞くと、「コミュニケーションが深まる」(54.6%)、「仕事がはかどると思う」(42.9%)、「安心だから」(33.3%)などの回答が多かった。

 また、従来の社員旅行とチームメンバーと同行するワーケーションのどちらに参加したいか聞くと、「ワーケーション」が65.4%(「どちらかといえば」の46.3%含む)で、「社員旅行」の34.6%(「どちらかといえば」の24.9%含む)を大きく上回った。

 今後はテレワークが定着した企業を中心に、社員旅行の代わりにワーケーションを導入する企業が増える可能性もありそうだ。

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