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非正規雇用の新規就業、3割が「難しい」 一方、派遣のメリットは「希望に合わせて働ける」

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2021/06/19 13:00

 株式会社マイナビは、3月と4月に非正規雇用(アルバイト・派遣社員・契約社員・嘱託)の仕事探しをした・仕事をはじめた全国の15歳から69歳の男女1,532名を対象に「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査 3-4月」を実施し、その結果を5月28日に発表した。調査期間は5月1日から6日。

 求職者・新規就業者がアルバイトを探した理由を複数回答で聞くと、「貯金をするため」(44.3%)、「自分の生活費のため」(40.6%)、「仕事を辞めた・辞める予定(自己都合)」(23.9%)の順で多かった。

 現在の職種別に「会社を辞めた・辞める予定」と答えた人の傾向を見ると、自己都合で辞めた人は「飲食・フード」(34.8%)と「医療・福祉・介護」(32.6%)で、会社都合で辞めた人は「オフィスワーク」(11.9%)と「警備・清掃・ビル管理」(11.4%)で他の業種より高くなった。

 新たに仕事を探した際に「難しい」と感じた人の割合は、「アルバイト(N=320名)」が31.9%(1・2月比0.2ポイント増)、「派遣社員」が33.6%(同0.3ポイント減)、「契約社員」が39.7%(同7.5ポイント増)、「嘱託」が36.8%(同6.3ポイント増)で、アルバイトと嘱託では「難しい」と回答した割合が増加したものの、派遣社員と契約社員は減少した。こうした傾向について同社は、3・4月は新年度に向けた契約社員や派遣社員などの契約更新時期と重なり、企業の採用活動が一時的に活発になったことが考えられるとコメントしている。

 一方、株式会社ビズヒッツは、派遣社員の勤務経験がある500名を対象に「派遣社員のメリット・デメリットに関する意識調査」を実施し、その結果を6月2日に発表した。調査時期は4月23日から5月3日。

 派遣社員のメリットを複数回答で聞くと、「希望に合わせて働ける」が127名で最も多く、コメントには「転職活動中など、短期だけ働ける 30代男性」「好きなときに手軽に仕事ができる 20代女性」などがあった。以下、「辞めやすい」(97名)、「責任が軽い」(88名)、「派遣会社によるサポート」(86名)、「時給が高い」(82名)などが続いた。

 派遣社員のデメリットを同様に聞くと、「雇用が不安定」が229名で最も多く、コメントには「長期で更新ありと言われていても、業績が下がれば更新がなくなることもある 40代女性」などがあった。2位は「収入が少ない・不安定」の184名で、「時給計算のため、大型連休など連休によって給与が変動し安定しない 30代女性」「正社員と同じような内容の仕事をしていても、給料・ボーナスでは大きく差が出る 50代男性」などのコメントがあった。以下、「福利厚生が悪い」(82名)、「下に見られる・立場が弱い」(62名)、「昇格・昇給しない」などが続いた。

 非正規での働き方は働きやすさなどのメリットがあるものの、一方で不安定な雇用や収入の少なさが大きなデメリットと考えられているようだ。

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