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夏のボーナス、使い道は「貯金・預金」が1位 「株式」や「投資信託」など投資が増加傾向に

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2021/07/10 12:00

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が4月に発表したレポートによると、2021年夏の民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)のボーナスは前年比2.3%減の37万4,654円と予想されている。2020年冬のボーナスも前年比マイナスで推移したが、今夏も新型コロナの影響でマイナスとなる。

 また、今夏のボーナスの支給総額は前年比4.2%減の14兆9,000億円の予想だ。ボーナスを支給する事業所で働く労働者の数が同1.9%減の3,988万人に減少し、1990年以降の最低水準を更新する見込みであることや、コロナ禍でボーナスの減額にとどまらず、支給そのものを取りやめる企業が増加したことも影響している。

 なお、今夏の国家公務員(管理職および非常勤を除く一般行政職)のボーナスの平均支給額は前年比2.8%減の66万1,100円と、9年ぶりに減少すると予測している。主な要因は平均年齢低下による基本給減少と、民間に合わせた支給月数の引き下げで、新型コロナの影響は完全に織り込まれないようだ。

 一方、株式会社ロイヤリティ マーケティングは、「Pontaリサーチ」にて「第47回 Ponta消費意識調査」を実施し、その結果を6月29日に発表した。調査対象者は20代から60代の男女3,000名、調査期間は5月28日から29日。

 夏のボーナスの使い道を複数回答(3つまで)で聞くと、「貯金・預金」が37.1%となり、8年連続で1位になった。以下、「食品・ふだん食べるもの」(5.3%)、「旅行・宿泊を伴うもの」(5.2%)、「外食・食堂、レストラン、和・洋・中ほか専門店」(4.1%)、「衣服」(3.9%)などが続いた。「支給されない・分からない」は46.4%だった。

 今夏の特徴として、コロナ禍ということもあり「旅行」が過去最も低くなった。他方、10位の「投資信託」は1.9%(前年1.1%)ながら、8年目の調査にして初めてトップ10位にランクインした。このほか、6位の「財形貯蓄」が前年比0.4ポイント増の3.1%、9位の「株式」が同0.4ポイント増の2.1%など、資産運用に関する使い道が増える傾向があった。

 なお、夏のボーナスの使い道として「貯金・預金」を選んだ人に、どの程度貯金・預金したいか聞くと、「75%以上」が33.0%、「50%~75%未満」が27.8%、「25%~50%未満」が26.0%、「25%未満」が13.3%だった。

 コロナ禍でボーナスの支給額が減少傾向にある中、投資や資産運用に回そうと考えている人が増えているようだ。

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