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ワーケーション、導入企業は3.5%・検討中8.8% デメリットは「費用」「職場との調整が困難」など

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2021/07/31 12:00

 月刊総務は5月19日から25日にかけて、全国の総務担当者178名を対象に「ワーケーションに関する調査」を実施し、その結果を発表した。ワーケーションは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、リゾート地や観光地でテレワークを活用し、働きながら休暇をとる過ごし方のこと。

 ワーケーションの認知度を調べると、「よく理解している」が22.5%、「なんとなく理解している」が55.1%、「言葉は知っているが内容は理解していない」が18.5%、「言葉を聞いたことがない」が3.9%となった。

 ワーケーションを理解している138名に、抱いているポジティブイメージを複数回答で聞くと、「社員のワーク・ライフ・バランスが向上する」(59.4%)、「従業員満足度が向上する」(56.5%)、「テレワークが促進される」(55.1%)、「地方創生や地域課題の解決につながる」(41.3%)、「社員の健康増進に寄与する」(39.9%)、「会社のイメージが良くなる」(31.2%)の順で多かった。

 ネガティブイメージを同様に聞くと、「仕事と休暇の線引きがあいまいになる」(67.4%)、「マネジメントがしづらい」(65.9%)、「労務管理が難しい」(65.2%)、「ルール作りが難しい」(64.5%)などが多かった。

 なお、ワーケーションを自身の会社で導入しているか聞くと、「導入している」が3.5%、「導入を検討している」が8.8%、「導入を検討したが導入しなかった」が2.3%で、「導入を検討したことはない」が85.4%を占めた。

 一方、株式会社ガイアックスは、リモートワークが可能なビジネスパーソン359名を対象に「リモートワーク・ワーケーションに関するアンケート調査」を実施し、その結果を6月29日に発表した。調査期間は4月22日から5月8日、

 ワーケーションで理想とする仕事と休暇の割合を聞くと、「仕事が8割以上」が10.5%、「仕事が6~7割」が37.3%で、47.8%が仕事を6割以上行う「仕事メインのワーケーション」を希望していた。「仕事と休暇が半分程度」は27.6%だった。また、年齢別では若い人ほど「仕事8割以上」のワーケーションを求め、年齢が上がるほど休暇中心のワーケーションを求める傾向があった。男女別では、男性の方が仕事中心のワーケーションを求める傾向が見られた。

 なお、ワーケーションのデメリットでは「費用がかかる」「職場との調整が難しい」「仕事環境が整ったワーケーション先がない、見つけづらい」「仕事とプライベートの切り分けが難しそう」「生産性が落ちそう」の順で多かった。

 ワーケーションはいいイメージがあるものの、解決しなければならない課題もあり、実際に導入している企業はまだ少ないようだ。

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