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上場企業のM&Aは「IT・ソフトウェア」が最多

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2021/07/29 09:00

 M&A総合研究所は、2021年1月から6月までの期間内で上場企業が適時開示したM&Aに関する発表を集計した「上場企業M&A動向レポート【2021 上半期版】」を発表した。調査対象期間は2020年1月1日~2020年6月30日および2021年1月1日~2021年6月30日。調査対象は、調査対象期間中に公表された東証適時開示ベースのデータである。

 2021年1月~6月期において上場企業が公表した合併・買収(M&A)の件数は447件。前年の同時期における件数が421件であり、前年比106.2%と増加している。買収の対象となった企業の業種別のランキングを見ると、「IT・ソフトウェア」が最も多く86件で、「専門商社」が27件、「建設・土木」が21件と続いた。

 最も数が多かったIT・ソフトウェア業界では、企業の多くが3次・4次請けとなり、薄利の構造に陥りやすいという課題が存在し、多重下請け構造から脱出するために、M&Aで会社売却を決意する経営者が多い特徴がある。

 「IT・ソフトウェア」業種を対象としたM&Aの中でも、日立製作所が、米IT企業のグローバルロジックを1兆円超で買収した案件が上半期で最も取引金額の高い成約案件となった。これは、日立製作所がエネルギーや鉄道などの社会インフラ事業のデジタル化促進を目的として行ったもので、今後同様の目的でIT企業を対象にデジタル化促進を目的としたM&Aが増えていく可能性がある。

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