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不動産テック市場規模、2025年度に1兆2461億円に拡大

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2021/08/18 10:00

 矢野経済研究所は、国内の不動産テック市場を調査し、消費者向けサービスと事業者向けサービスの両面から、その市場動向、参入企業動向、将来展望等を明らかにした。

 消費者向けサービスのB to C領域と事業者向けサービスのB to B領域を合算した2020年度の不動産テック市場規模は前年度比108.6%の6,110億円と推計。このうち、B to C向け市場規模は前年度比109.6%の4,852億円、B to B向け市場規模は同104.9%の1,257億円である。

 不動産テック市場のうち、消費者向けのB to C領域で大きな拡大が見込まれる市場として、「マッチングサービス」市場が挙げられる。中古住宅流通市場は、住宅ストック数の積み上がりと共に成長が見込まれる、住宅業界において数少ない成長市場と考えられ、テクノロジーを駆使し効率的なマッチングを実現する事業者や顧客獲得の拡大に努める事業者などの成長が大いに期待できる。

 一方、事業者向けのB to B領域でマーケットサイズが最も大きく、今後も拡大が見込まれる市場として、「仲介・管理業務支援/価格査定系」市場が挙げられる。コロナ禍を契機にDX化の機運が中小事業者にまで及んでいるほか、人口減少局面にある日本において、業務効率化、労働生産性の向上は各事業者において克服しなければならない課題の一つである。それらの課題解決に資するDXツールに対するニーズが今後一層高まることも市場拡大の理由に挙げられる。そして、政府によるデジタル化推進政策も市場成長を後押しするものと考えられる。

 矢野経済研究所は、不動産テック市場規模は2025年度に2020年度比203.9%の1兆2,461億円に拡大すると予測。このうち、消費者向けサービスのB to C領域は、2020年度比206.5%の1兆17億円、事業者向けサービスのB to B領域は同194.5%の2,445億円に拡大すると予測している。

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