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首都圏の中古マンション、価格が上昇傾向 都心は高層マンション、神奈川や千葉は郊外が人気

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2021/08/21 11:00

 アットホーム株式会社は、6月に同社の不動産情報ネットワークに登録・公開された、首都圏の中古マンションの価格動向を調査・分析し、その結果を7月27日に発表した。

 6月の首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,297万円で、前月比で0.7%上昇した。

 エリア別の平均価格は、東京都は23区が同横ばいの4,299万円で都下が同0.3%上昇の2,605万円だった。神奈川県は横浜市・川崎市が同0.4%下落の2,937万円でその他エリアが同0.3%上昇の2,438万円、埼玉県はさいたま市が同0.3%下落の2,728万円でその他エリアが同0.6%下落の2,092万円、千葉県は西部が同1.2%上昇の2,317万円でその他エリアが同0.2%上昇の1,727万円だった。

 前年同月比との比較では、東京都は23区が前年同月比4.1%上昇で都下が同1.4%下落した。神奈川県は横浜市・川崎市が同0.8%下落でその他エリアが同2.8%上昇、埼玉県はさいたま市が同8.5%上昇でその他エリアが同3.4%上昇、千葉県は西部が同2.2%上昇でその他エリアが同8.0%上昇した。

 神奈川県と千葉県のその他エリアは3カ月連続で2017年1月以降の最高額を更新し、千葉県西部も9カ月ぶりに過去最高額を更新した。

 一方、マンションリサーチ株式会社は、2021年上半期の東京23区中古マンションの値上がり率を調査し、その結果を7月21日に発表した。

 平均成約坪単価の上昇率が最も高かったのは、港区港南4丁目の「ワールドシティタワーズ ブリーズタワー」(竣工2005年12月)で、前年比で21.6%上昇した。ワールドシティタワーズは、アクアタワー、キャピタルタワー、ブリーズタワーの3棟からなる全総戸数2,090戸のビッグタワーレジデンス。品川駅徒歩14分とやや距離はあるものの、居住者専用の品川駅行のシャトルバスが運行するなど、共用サービスが充実している。

 上昇率2位は、前年比で20.0%上昇した、豊島区東池袋4丁目の「アウルタワー」(竣工2011年1月)で、豊島区からは唯一のランクインとなった。東池袋駅直結という立地の良さが大きな魅力で、池袋のランドマーク「サンシャインシティ」のすぐ隣に位置する点も人気の理由のようだ。

 上昇率3位は、前年比で18.5%上昇した江東区東雲1丁目の「プラウドタワー東雲キャナルコート」(竣工2012年12月)。商業施設やレストラン、キッズルームやフィットネスルームなど、ビッグコミュニティを活かした充実の施設が揃う点が評価されたようだ。

 値上がりしたマンションについて同社は、「TOP10すべてが地上20階以上の高層マンションである」「ブランドマンションの比率が高い」「駅まで距離が徒歩10分を超えるマンションも多数ランクインしている」「築10年~15年の中古マンションの比率が高い」「湾岸エリアの人気が高い」という5つの傾向があるとしている。

 首都圏の中古マンション市場は、人気エリアを中心に価格上昇傾向が続いているようだ。

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