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昆虫食の世界市場、2025年には1,000億円規模に 10~20代女性の34%が「興味あり・実食経験あり」

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2021/10/16 13:00

 株式会社日本能率協会総合研究所が昨年12月に公表したレポートによると、昆虫食の世界市場は2019年度の約70億円から2025年度には1,000億円に拡大すると予測している。

 昆虫を食べる習慣は世界各地に見られ、日本でもイナゴの佃煮や蜂の子などが伝統食として残っている。他方、拡大が予測されている昆虫食市場では、伝統食というより、食糧問題の解決策や環境負荷が少ない点で期待され、EUでは2018年に食品としての承認を受けるなど、環境意識の高い欧米を中心に注目を集めている。

 今後は消費者の抵抗感が少ない新製品の開発・販売が進むほか、食用昆虫の養殖に注力する企業の増加で低価格化が進み、世界的に普及すると同社は予測している。

 一方、株式会社SheepDogが運営する、ITツール比較サイト「STRATE ストラテ」は10月1日、全国の10歳から29歳の女性300名を対象に「昆虫食に関するアンケート」を実施した。調査対象者の居住地は宮城県・東京都・愛知県・大阪府・福岡県。

 昆虫食への興味関心・実際に食べた経験について聞くと、66%が「興味がない」と回答したものの、「興味はあるが、食べたことがない」が23.3%で、4人に1人が興味・関心を持っていた。また、昆虫食を「食べたことがある」が8%、「定期的に食べている」が2.67%だった。

 昆虫食を定期的に食べていると回答した人の割合は、10代女性で1.33%、20代女性で4%だった。また、昆虫食への関心・興味・実際に食べた経験があると回答した人の割合を居住エリア別に見ると、宮城県が28.57%、東京都が42.99%、愛知県が31.89%、大阪府が26.23%、福岡県が28.57%だった。

 同社は、東京都の比率が高くなったことについて東京都内を中心に昆虫を食材として扱う飲食店が増え始めており、気軽に試す機会が増えたことが要因になっていると見ている。

 世界で人口増加や環境破壊が懸念される中、食糧不足は将来大きな問題になるという見方もある。環境意識が高い世代や地域の人を中心に普及していく可能性もありそうだ。

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