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冷凍食品、コロナで家庭用の金額が業務用を上回る 人気商品は1位「焼き餃子」、2位「から揚げ」

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2021/10/21 13:00

 一般社団法人 日本冷凍食品協会が4月に公表した「令和2年(1~12月)冷凍食品の生産・消費について(速報)」によると、令和2年(1~12月)の冷凍食品国内生産は、金額(工場出荷額)ベースで前年比0.7%増の7,028億円となり、前年をわずかながら上回ったものの、数量ベースでは同2.3%減の155万1,213トンにとどまった。

 令和2年の冷凍食品国内生産の内訳は、業務用は数量が77万9,948トン(前年比87.0%)、金額が3,279億円(同85.9%)で前年をともに大幅に下回り、数量は平成2年以来30年ぶりに70万トン台にとどまった。他方、家庭用は数量が77万1,265トン(同111.4%)、金額が3,749億円(同118.5%)と大幅に増加し、調査開始からいずれも最高値となった。

 また、業務用と家庭用の比率は、数量ベースではそれぞれ50.3%・49.7%(前年56.4%・43.6%)、金額ベースで46.7%・53.3%(同54.7%・45.3%)となり、いずれも家庭用の率が大幅に上昇し、金額ベースでは初めて家庭用が業務用を上回った。令和2年はコロナの影響で外出が制限される中、家庭で食事をする機会が増えたことが影響したようだ。

 一方、マルハニチロ株式会社は、20代から50代の男女1,466名を対象に「冷凍食品に関する調査 2021」を実施し、その結果を10月7日に発表した。調査日は9月14日から15日。

 事前調査にて冷凍食品の利用頻度を調べると、「ほぼ毎日」が7.4%、「週に4~5日」が9.1%、「週に2~3日」が23.1%、「週に1日」が17.9%、「月に2~3日」が15.2%、「月に1日」が5.8%などとなり、月に1回以上利用する人の割合は78.5%、ボリュームゾーンは「週に2~3日」だった。男女別では女性が79.5%で男性の77.5%を上回り、性・年代別では30代女性の83.1%、40代女性の83.6%などで高くなった。

 冷凍食品を月1回以上利用する1,000名に、コロナ禍で冷凍食品の利用機会について聞くと、46.0%が「コロナ禍で利用が増えた」(非常にあてはまる12.1%・ややあてはまる33.9%)と回答。

 冷凍食品を利用するシーンを複数回答で聞くと、「簡単に食事を済ませたいとき」(56.3%)、「おかずが足りないとき」(48.3%)、「料理する時間がないとき」(45.9%)、「料理をする気力がないとき」(42.5%)、「食材をストックしておきたいとき」(38.5%)の順で多かった。

 また、冷凍食品を購入する際に重視するポイントは1位が「おいしさ」、2位が「価格の安さ」、3位が「調理が簡便」。よく購入する冷凍食品は1位が「焼き餃子」、2位が「から揚げ」、3位が「チャーハン」、4位が「枝豆・茶豆」、5位が「ハンバーグ」だった。

 冷凍食品は便利さだけでなく、おいしさや価格の安さも大きな魅力で、多くの消費者が利用しているようだ。

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