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外食産業、9月の売上高はコロナ禍前の78.3% 期待高まる今年の忘年会は「参加43%・未定40%」

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2021/11/06 11:00

 日本フードサービス協会は10月25日、「9月の外食産業市場動向調査」の結果を発表した。調査の対象は加盟226社・3万6,354店舗。

 9月の外食売上高は対前年比で91.8%、コロナ禍前の一昨年比では78.3%にとどまった。業態別では、ファーストフード業態のみが前年を上回り、前年比105.3%となった。中でも「洋風」はテイクアウト・デリバリー需要が堅調であるのに加え、キャンペーンにより客数も増加し、同115.7%で堅調に推移して業態全体をけん引した。

 他方、ファミリーレストラン業態は、前月に続いて緊急事態宣言等による時短営業や酒類提供の制限で苦戦が続き、テイクアウト・デリバリーのキャンペーンを打ってはいるものの、業態全体の売上高は前年比75.4%にとどまった。

 ディナーレストラン業態は、夜間営業の制限が続く状況下では法人需要も期待できず、売上高は同70.7%。喫茶業態は外出自粛ムードの中で客足の戻りが鈍く、売上高は同87.3%となった。

 一方、日本フードデリバリー株式会社は、同社が運営するフードデリバリーサービスの会員男女692名を対象に「2020年の忘年会及び2021年の忘年会に対する意識調査」を実施し、その結果を10月25日に発表した。調査期間は10月6日から12日。

 2020年の忘年会の参加率を調べると、全体の80%が「開催されなかった」と回答し、「参加した」と「参加しなかった」がそれぞれ10%だった。参加しなかった69名にその理由を聞くと、「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」が89.9%に達し、「お店が営業していないから」と「気疲れして楽しめないから」がそれぞれ11.6%で続いた。

 今年、対面での忘年会が開催された場合の参加意向を聞くと、「参加したい」と答えたのは43.5%で、その理由には「職場、身近な人と1年の労をねぎらいたいから」(70.4%)、「楽しいから」(54.8%)、「チーム・職場の結束が深まると思うから」(42.9%)の順で多かった。

 「参加したくない」と答えたのは16.2%で、その理由は「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」が61.6%を占めた。「未定」と答えたのは40.3%で、参加するときの条件には「少人数であれば参加したい」(63.4%)、「開催場所に応じて参加したい」(42.3%)、「お弁当など、個食の食事会であれば参加したい」(40.9%)の順で多かった。

 今年の忘年会は、条件次第で参加を決めようと考えている人が一定数おり、参加人数や開催場所の選定が判断材料となりそうだ。

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