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住宅リフォーム、2021年の市場は6.7兆円に拡大 一方、持ち家は築年数36.8年で平均532万円の費用

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2021/11/13 11:00

 株式会社矢野経済研究所は住宅リフォーム関連事業者などを対象に、4月から7月にかけて「国内住宅リフォーム市場調査」を実施した。調査における住宅リフォームは、住宅居住者の費用負担で行うリフォーム(増改築、設備修繕・維持など)が対象で、賃貸住宅や社宅、オフィス等の非住宅分野、修繕積立金によってリフォームが行われるマンション大規模修繕工事等は含まない。

 2020年の国内住宅リフォーム市場規模は、前年とほぼ横ばいの6兆5,298億円と推計された。2020年は新型コロナの感染拡大による緊急事態宣言の影響で、一時はマイナストレンドとなったものの、在宅時間の増加で住空間の改善への支出が増加し、結果として前年とほぼ横ばいで推移した。

 過去の推移を見ると、2011年の同市場規は6兆2,000億円で、2013年には6兆9,000億円まで拡大した。その後は2016年にかけて6兆2,000億円まで縮小したものの、2019年に6兆5,000億円まで回復していた。

 2021年の同市場規模は前年比3.3%増の6兆7,000億円、2022年は同2.1%増の6兆9,000億円と予測されている。新型コロナの影響で在宅時間が増加し、住宅への関心が高まっており、2021年以降も市場は手堅く推移すると同社では予測している。

 一方、アットホーム株式会社は、新築一戸建てを購入し、そこに30年以上住んでいる398名を対象に、「一戸建て修繕の実態」に関する調査を実施し、その結果を11月2日に発表した。調査期間は7月27日から30日。

 これまでに住宅修繕にかけた費用の合計額は、平均で532万1,000円(平均築年数36.8年)だった。住宅タイプ別では木造が平均470万2,000円、鉄筋・鉄骨造が617万7,000円で、鉄筋・鉄骨造タイプが150万円ほど多かった。

 修繕を行ったことがある場所について調べると、修繕経験者が最も多かったのは「外壁」(75.9%)で、1回目の修繕時の平均費用が96万6,000円、1回目修繕時の築年数平均は19.4年。次いで多かったのが「屋根」(69.3%)で、1回目の修繕時の平均費用が99万円、1回目修繕時の築年数平均は21.1年だった。

 修繕にあてる費用について聞くと、毎月積み立てている人は8.3%にとどまった。毎月積み立てている31名の平均は、積立額が月額2万5,000円、積立総額が245万3,000円、積立期間が14.7年だった。

 また、積み立てていない365名に修繕費に充てた項目を聞くと「貯金(修繕費のために積み立てていないもの)」が76.7%で最も多く、そのほかでは「退職金」(11.0%)、「ボーナス」(8.2%)、「借入金(リフォームローンなど)」(7.9%)などがあった。

 持ち家の場合もさまざまな修繕費用が必要になる。将来の修繕に備えて、計画的に資金を用意しておく必要がありそうだ。

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