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消費者マインド、11月は「持ち直し続く」 一方、嗜好品の支出は半数が「コロナ禍で増えた」

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2021/12/18 12:00

 内閣府は12月2日、11月の消費動向調査の結果を発表した。調査基準日は11月15日で、2人以上世帯の有効回答数は4,839世帯。

 消費者の今後6カ月間の消費動向の見通しを表す消費者態度指数は39.2で、前月と同じだった。消費者態度指数は50が判断の分かれ目で、50を超えれば消費意欲が堅調、50を下回れば消費意欲が軟調であることを示している。

 消費者態度指数を構成する意識指標は、「暮らし向き」が38.1で前月より1.0ポイント低下、「収入の増え方」が39.4で同0.3ポイント上昇、「雇用環境」が42.9で同1.9ポイント上昇、「耐久消費財の買い時判断」は36.5で同1.2ポイント低下した。

 中でも「雇用環境」は5月に27.7まで低下していたが、6月には35ポイントを、10月には40ポイントを超え、雇用環境に対する見方が大きく改善している様子が分かる。こうした状況を踏まえ、消費者態度指数の動きから見た11月の消費者マインドの基調判断は、「持ち直しの動きが続いている」に据え置かれた。

 一方、株式会社Baceは、「エシカル」という言葉を知っており、かつ週に1回以上嗜好品を購入している20代後半から40代の男女104名を対象に「コロナ禍における消費者の購買に関する調査」を実施し、その結果を12月3日に発表した。調査期間は10月7日から8日。

 酒・茶・コーヒー・菓子など、栄養をとるためでなく、好きで食べたり飲んだりする「嗜好品」にかける金額について、コロナ前後でどう変化したか聞いた。コロナ前より「かなり増えた」が12.5%、「やや増えた」が39.4%、「あまり増えていない」が29.8%、「全く増えていない」が15.4%となり、意見が分かれた。

 コロナ後に嗜好品にかける金額が増えた(かなり増えた・やや増えた)と回答した54名に増えた理由を複数回答で聞くと、「外出自粛で余暇時間が増え、趣味にこだわる時間ができたため」(46.3%)、「嗜好品の素材や質にこだわるようになったため」(38.9%)、「外出自粛で、他のものにお金を使う機会が減ったから」(33.3%)、「外出自粛やテレワークなどのストレス解消のため」(33.3%)などの回答が見られた。

 なお、コロナ前より「質」にこだわるようになった嗜好品を全員に複数回答で聞くと、「スイーツ」(48.1%)、「コーヒー」(29.8%)、「お酒」(21.2%)、「お茶・紅茶」(17.3%)、「炭酸飲料」(15.4%)、「タバコ」(11.5%)、「ジュース」(11.5%)の順で多かった。「わからない・特にない」は34.6%だった。

 コロナの感染拡大が落ち着いており、消費意欲が持ち直しつつある。そのような中、嗜好品については質にこだわって選ぶ人も増えたようだ。

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