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マネー診断Vol.5
「家族5人で暮らせる家がほしいのですが…」

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2008/02/04 16:00

「老後の資金はいくら必要なんだろうか?」「家を買いたいが、ローンを返していけるだろうか?」などあなたは資産運用で悩んではいませんか? もし不安があるなら、FPなど専門家に相談してみると答えが見つかるかもしれません。このコーナーに投稿してきた読者のように…。(バックナンバーはこちら)

今回マネー相談に来たのは…

マネー診断開始!

 人生で最もお金がかかる「3大資金」は、子育て(養・教育費)、住宅、老後資金といわれます。芥川さんの場合、そのうち2つをほぼ同時期に予定されているため、限られた貯蓄や収入の中から将来にしわ寄せが来ないようにバランスをとる必要があります。

 そのため、キャッシュフローをよく考え、希望事項の優先順位をつけ、場合によってはタイミングをずらすといった対策の必要も出てきます。

 芥川さんが一番希望していることは何かといえば、お子さんを3人もつことだそうです。子どもが3人、家族5人になるので、今の家だと手狭だから、新しく家の購入を考えたそうで、家の購入が第一条件というわけではないということですね。

家の購入が家計を逼迫する

 なぜ、まず優先順位を確認したのかといいますと、家の購入によって家計を逼迫することになってしまう可能性が高いからです。3500万円の家を購入した場合、諸費用その他で購入価格の1割強はかかりますから、総額で3900万円くらいかかります。現在の家が予定通り1500万円で売却できたとしても、そこにも諸費用がかかります(1500万円の物件で60万円弱程度)。

 売却代金はすべて頭金に回したとしても、残額2400万円程度の住宅ローンを組むことになります。フラット35(例えば30年間 金利2.9% ボーナス払いなし)などを利用しても、月々10万円程度の支払いとなりますね。

 これまで住居費がかかっていなかったことを考えると、現在の年間貯蓄額120万円が全部住宅ローンで消えてしまうことになります。

 芥川さんはお子さんを3人もつことは優先事項であるということですが、養・教育費は当然おひとりの場合の約3倍。新規に住宅購入してしまうと上記のとおり、年間貯蓄額がなくなってしまう状態ですからお子さんが増える分の養・教育費が捻出できなくなってしまいます。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 廣澤知子(ヒロサワ トモコ)

    マネックス証券株式会社 シニア・フィナンシャル・アドバイザー
    慶應義塾大学経済学部卒。大学卒業後、シティバンク、N.A.東京支店に入行。国際金融本部にてエマージング・マーケット、金融法人向けの外国為替のセールスなどに従事。退社後CFP®資格を取得。独立系FP会社でFPとしてセミナー講師などの活動後、2005年マネックス・ユニバーシティの設立に参画。2008年マネックス証券株式会社に転籍。セミナー講師や執筆活動のほかメディアにも多数登場。
    ファイナンシャル・プランナ-(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。
    近著『金利をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)は韓国でも翻訳出版。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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