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第1回 株式投資「超情報収集術」

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2007/10/01 11:30

株式投資で重要なのはいかに情報を得るか、そして取得した情報をいかに利用するかです。

プロが読むのはあの新聞

 個人投資家が増えてきたとはいえ、まだまだ市場ではプロの投資家、いわゆる機関投資家や証券会社のディーラーが占めるシェアが圧倒的に大きいもの。そこで、プロがどんな情報をつかみどう活用しているのかを知ることは、株式投資に必要な知識だといえます。この連載では、プロが見聞きしている情報と、その活用の秘訣についてご紹介していきます。

 株式マーケットの情報収集で大切なのは、一般的な情報をキャッチすることです。「情報」というと、自分しか知らない情報に価値があるように思えますが、株式投資にはあまり当てはまりません。なぜなら、株は買う人が多くなる時に、値段が上がるもの。だからこそ、多くの人が1つの情報によって一斉に動いてくれないと困るのです。

 そこで、最も大切な情報源は、プロの投資家のみならず、多くの個人投資家など、株マーケットにいる過半の人が読んでいる『日本経済新聞(日経新聞)』ということになります。あまりにも当たり前すぎて、がっかりしましたか? しかし、株式投資では、「皆が読んでいる当たり前の情報(材料といいます)である」ということが重要なのです。銘柄の方向性が「皆が知っているニュース」によって決まってくることを覚えておきましょう。

 今の時代は、たいていのニュースをネットで見ることができるので、「あえて翌朝に配信される新聞の情報を、読まなくてもよいのではないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、新聞にはネットにはない「見出しの大きさや、面や場所の違い」という情報があります。見出しの大きさでニュースの価値がわかるとともに、マーケットの関係者に与える影響の大きさもわかるのです。影響の大きさは値動きも左右します。また、経済ニュースのほか、社会面の一般ニュースなどにも、ぜひ、目を通しておくことをおすすめします。

『四季報』はシェアがカギ

 銘柄を調べる上では、東洋経済新報社の『会社四季報』を参照するのがよいでしょう。日経新聞社からも、同様に四季に出版される「日経会社情報」も出版されていますがここでも数の論理を重視します。すなわち、シェアが圧倒的に大きい東洋経済のものを読んでいる人たちが、同じ材料によって動くからです。

『四季報』は書籍で購入してもいいし、オンライン上でも見ることができますマネックス証券の口座を開設すれば、無料でオンライン上で見ることもできます。CD-ROM版を購入すれば、検索する際に便利です。『会社四季報』は各社とも3・6・9・12月の年に4回、出版されます。年に4回も買うのは面倒だから1冊だけ欲しいという場合は、ぜひ、6月発売の夏号を購入してください。なぜなら、多くの企業の決算時期である3月決算の結果と、次期予想が出るからです。

プロならではのこの新聞

 さらに、プロは『日本証券新聞』のような業界専門誌も読んでいます。この新聞では、ニュースにからんだ具体的な銘柄名が出ているからです。掲載されているのは、意外とわかりやすい思いつき的な銘柄名だったりもするのですが、継続して見ている人に対しては、刷り込み効果が期待できます。株式投資では、刷り込みでも根拠がなくても、理由は何であっても、値上がりするか否かが重要なのです。

 また、毎週月曜日には1面にその週のスケジュールが出ます。私はこのスケジュールを切り抜き、手帳に貼って一週間の戦略を練ります。このスケジュールだけでも見る価値はあると思います。ちなみに、マネックスのサイトでは毎日、1面だけはPDFファイルで見ることができます。

日経新聞の『私の履歴書』に注目せよ!

 てっとり早く『日経新聞』の効果を確かめるなら、月末に注目してみてください。


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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