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【情報収集術】第2回 株式情報はネタ帳で管理せよ

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2007/10/03 11:30

前回は、情報収集の重要性と、主となる情報源についてご説明しました。しかし、情報もたまる一方で整理されていなければ活用することはできません。そこで、今回は情報の管理方法についてご紹介していきます。

情報戦は、瞬発力より持久力で勝負!

 前回は、株式マーケットで最も重要な情報源は『日本経済新聞(日経新聞)』であることを、説明しました。おさらいすると、マーケットは多数の人の思惑で動くものなので、できるだけ多くの人が触れている情報を知っておけば、その思惑も図れるという理由でした。

 さて、市場の開始からすぐに売買ができる人なら、朝刊で出ていたニュースで寄り付きにパッと反応して買って下がる前にパッと売ってしまえばよいので、反射神経が命。情報はどんどん使い捨てて、いちいちキープしておかなくても、なんとかなりそうです。しかし、このような反射神経のみでの売買は、一日中パソコンとにらめっこしていられるデイトレーダーでもない限り、なかなかできるものではありません。

 では、多くの一般投資家はどうすればよいのでしょう?

 デイトレーダーが瞬発力重視の短距離走だとしたら、週末トレーダーやナイトトレーダー、自動売買トレーダーは、持久力重視の長距離走にフィールドを変えればいいのです。といっても、何ヶ月も同じ銘柄を保有する、長期投資を勧めているわけではありません。私が言いたいのは、「情報の長期戦」のことです。

 ちなみに、初心者トレーダーが長期投資をすると、値下がりした株をまだ傷が浅いうちに売り損ね、ズルズルと損切りできないままについには塩漬けにしてしまいがち。だから、せいぜい1週間程度の売買サイクルで、たとえば「1割値下がりしたら必ず損切りする」というルールを課して手早く回して行くことがおすすめです。

情報の長期戦で必要なのは分析能力

 さて、「情報の長期戦」に必要なのは、ズバリ、情報を分析することです。分析する情報は、その日に出たニュースだけとは限りません。数日前、あるいは数ヶ月前のニュースも材料にして、自分なりの仮説を立て、情報の網を張って(ヤマをはるともいえますが・・・)仮説が実を結ぶのを待つのです。

 例えばあなたは、携帯電話市場に興味を持っているとします。そこで、携帯市場のニュースを丹念に収集しておくと、仮に「Aという新機種携帯電話がバカ売れ」というニュースが出た時に、そのAのキャリアやメーカーという銘柄だけでなく、Aに使われている特殊な技術を提供している技術会社にまで範囲を広げて、銘柄を探すことができるのです。

 あるニュースが株価に影響を及ぼすとき、まずは直接的な銘柄(キャリアやメーカー)の値が動き、次に間接的な銘柄(技術提供会社)の値が動きます。直接銘柄が動けば、次の波が間接銘柄に及ぶことが予想できますから、網を張って待っていることができるのです。

分析の超重要ツールは、「キリバリ」

 では、長期的な情報を分析するために、どんな情報管理をすればよいのでしょうか? 何も、最新の電子手帳やソフトを導入する必要はありません。実はものすごくローテクで単純な、小学生でもできる方法でよいのです。

 それは、キリバリ。新聞のキリバリです。気になるニュースを新聞から切り取って、ノートに日付を記して貼り付けるだけです。

「素人だからって、そんな子どもだましな!」ですって? とんでもない! これは私・藤本が今、毎日実践している方法なんですよ!

 わたしはこのノートを「ネタ帳」と呼んでいます。取材があるときには、このノートをパラパラとめくり、新しいネタから、「何かオモシロいネタはなかったっけ~?」と探したりもします。そして気になるキーワードが見つかったら、過去のネタ帳も見て、結びつけて考えてみるのです。

 何も複雑に数字を計算したりする必要ありません。一つのキーワードを決めて、そのキーワードでつながるニュースを時系列で並べてみるだけです。そのうちに、なんとなくそのキーワードのストーリーができ上がるはず。次のニュースが出た時に、続きのストーリーを自分で作って(妄想して)みればいいのです。

 ネタ帳のよいところは、誰でも簡単にできるところ。そして、見出しの大きさで後から見てもニュースの重要度がわかることです。

私が重宝しているネタ帳
私が重宝しているネタ帳
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自分専用検索エンジンを作る方法

 次に情報収集の効率を上げるために自分専用検索エンジンの作り方をご紹介します。


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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