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派遣社員からひとり起業家に!
「手作りせっけん 野乃屋」野口有子さんのお話

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2008/02/25 09:00

今回は、「手作りせっけん野乃屋」の店主、野口有子さんのお話です。派遣社員時代に石鹸作りを始め、オンラインショップで販売を始めた野口さん。独立後も、石鹸作り、販売、発送などの全てを一人でこなしているそうです。

手作りのせっけんをネットで販売

 手作りせっけんを販売するネットショップ「野乃屋」を運営する野口有子さん。野口さんは、商品企画、石鹸作り、包装、ウェブサイトで販売、配送手配をするところまで、すべての工程を一人で行っている。

 派遣社員だったある日、友人とたまたま訪れた店で手作り石鹸に出会い、その面白さにのめり込んでいった。その頃の野口さんは派遣社員の仕事をしつつも、「ずっと続けられる仕事はないだろうか。不安定になった派遣の収入だけでなく、空いた時間に起業して、他の収入源を確保しようか……」と模索していたと言う。起業ネタを考えたとき、趣味で作っていた石鹸を思い出した。

 「手作り石鹸をネットで販売しよう!」と、派遣社員を続けながら、手作り石鹸の販売をスタートした野口さん。2005年1月には、とうとう派遣社員を辞め、手作りせっけん屋の仕事に専念し始めた。

仕事に迷いを感じていた20代前半

 小さい頃から、手芸など、小さいものを作ることが好きだった。高校3年生のときに絵を描くことにハマり、「好きなことで、手に職をつけたい」と、デザイン専門学校グラフィック科に進んだ。

 学校卒業後、デザイン会社に就職。当時、パソコンはあまり普及しておらず、印刷物の版下を手で描く業務に携わった。出来上がっているデザインにそって、線を引く作業を、毎日夜遅くまで忙しくこなした。しかし「このままでは体を壊してしまう」と、会社を辞めた。

 それから2年半はフリーターとして、チョコレート工場やリサイクルショップでアルバイトをして暮らした。リサイクルショップでは店員として、商品並べ、接客など、店のすべての業務に関わることが面白く、そのまま仕事を続けようかと迷った。しかし20代半ばになり、「フリーターは浮き沈みが激しい。このままフリーターをしていて良いのだろうか?」と不安を感じ「もっと永続的に稼ぐことができる仕事がしたい」と思うようになった。

 そしてフリーターを辞めた野口さんは、金融会社のシステム部門の派遣社員になった。そこで働くSEには、管理職として活躍する女性もいて「SEは一生働ける仕事かもしれない」と野口さんもSEになることを目指した。しかし、仕事のストレスで、体調を壊してしまった。

手作り石鹸との出会い

 1年間の休業後、派遣社員として再度働き始めた2002年春、友人と訪れたアロマテラピーの店で、「手作り石鹸セット」を見つけた。

 石鹸は工場で作られるものだとばかり思っていた野口さんは、「石鹸って、自分で作れるの?」と驚き、「面白そうだから、石鹸を作ってみよう」と材料を購入した。自宅に帰り、材料を混ぜて石鹸を作ってみると、それがとても楽しかったと言う。それから野口さんは、石鹸作りのとりこになっていった。


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