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株式投資なんてやめちまえ

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黒岩 泰[著]
2008/03/27 09:00

「株式投資なんてやめちまえ!」――きつい言葉だが、私は本気でそう考えている。すべての投資家が該当するわけではないが、多くの投資家がそれに当てはまると考えているのだ。

やめちまえ、株式投資なんて

「株式投資なんてやめちまえ!」
 のっけから大胆な見出しだが、私は本気でそう考えている。

 すべての投資家が該当するわけではないが、多くの投資家がそれに当てはまると考えている。それは何故か。理由を挙げたらキリがないが、連載の何回かに分けて、幾つか代表的なものを挙げてみよう。

個人投資家はとにかく強欲である

 最近、個人投資家と接する機会が増え、多くの悩み、相談を聞くようになった。そこで気付いたのが、「多くの投資家が必勝法の存在を信じている」ということである。

 彼らに言わせると、「この世の中には必勝法なるものが存在していて、楽をして儲けている人が必ずいる」と考えているのだ。

だから 「 自分もその仲間に入りたい。入って楽をしたい。遊びながら暮らしたい」、そう考えているのである。しかし、私から言わせれば、それは図々しいの一言である。

「楽をして儲ける」――それはまさに不労所得ではないか。銘柄だけ教わって大金を手にすることができれば、誰でもそうする。極端なことを言ってしまえば、「世の中に株式市場だけ存在すれば良い」ということになってしまう。

必勝法が存在しない?

 でも、実際そうなっていないのは、必勝法が存在しないのか、あるいは、社会の仕組みがそれを許さないのか、どちらかである。

 国民すべてが株式にのめりこみ、自らの仕事を放棄したらどうなるだろう。まさしく「破滅」である。モノ、サービスなど付加価値のあるものを生産せず、毎日デイトレードに勤しむ。毎日「勝った」「負けた」だの大騒ぎするのである。とても国が繁栄するとは思えない。

 そして多くの投資家は、「短期で確実に儲かる銘柄」 を聞きたがる。

「黒岩さん。何か良い銘柄ないですか? しかも短期で急騰するヤツ」

と下衆な質問をするのだ。
 結論から言おう。

「そんなものは存在しない」。

 そんなもの分かったら私はとっくに大儲けしている。極端な話、ここでコラムを書くこともありえないのだ。コラムを書いている代わりに、南の島でバカンスを楽しんでいるのに違いないのだ。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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