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小麦値上げでパン、お菓子はどうなる
食費節約は農業国フランスのマダムに学べ

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2008/05/15 09:00

一般の食卓にまで影響が及んでいる物価高。農業大国のフランスは、ベーシックな生鮮食品は安く、人の手を経るほど品物は高くななります。さぁ、マダムたちが「食費」をどうやりくりしているか、学ばせてもらいましょう。

マダムのお店にも値上げ騒動の余波が

 毎日7~8時間ジョルジュ・サンド におりますが、ドラマより面白いんですよ。ぼそっと「もっと忙しくならないですかね」と、スタッフの恵子ちゃんがいえば、裕子と目が合って、またニンマリ、といったぐあい。

 ところが実は、そんな悠長なこといっている場合ではありません。ご存じでしようが、ここにきてお菓子の材料が高騰。そこで今日は、現場の声をお聞きください。

 異変に気づいたのが、昨年の夏ごろでしたか。ご近所のフレンチのシェフたちが、バターが買えないと嘆いていらしたからです。バターについては、レストランより使用量が多い製菓はより切実です。

 オーストラリアの旱魃(かんばつ)により生産量が激減し、需給のバランスが大混乱しての高騰。ところが、値上がりより怖いのが配給ストップなんです。幸い乳製品について当店は、老舗の中澤乳業さんからコンスタントにいただけておりますが、こんな世の中をだれが想像したでしょう。

 そしてこの春、ついに小麦粉の値上げが現実のものになってしまいました。今回の仕入れから小麦価格が上がるそうで、いずれジョルジュ・サンドも値上げを余儀なくされるかも。

物価の値上げ、本当に身近なところに来ましたね
物価の値上げ、本当に身近なところに来ましたね

 トイレットペーパー騒動を知っているといっては歳がバレますが、ですから今回の小麦の大幅な値上げをにわかに信じる気がしませんでした。どうせ下がるものなら、価格を据え置こうと思っていたからです。

 そんな矢先に仕入れ業者さんがいらして、私の思惑を言下に否定。「また6月か7月に、二度目の値上がりが……」と、平身低頭の業者さん。「値上がりは、あなたのせいではないのに」と、謝る業者さんにあきれながらも恐縮する私。

 物価高騰は39%(農林水産省調べ)というわが国の食料自給率とも関係があるそうですが…。では、食料自給率122%を誇る農業国フランスの食卓はどうやりくりされているのか、マダムたちの様子をお伝えしましょう。


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