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RSI一つとってみても、相場の見方は千差万別

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2008/05/05 09:00

 相場の世界では、同じチャートを見ても、ファンダメンタルズの分析も、材料(報道)の解釈も、プロでも見方(買いか売りかの判断)が分かれます。今回は指標を使った相場の見方について一緒に考えていきましょう。

株価は正しい方向、正しい値幅で動くのか?

 ある程度相場というものを見続けていると、株価が正しい方向へ、正しい値幅で動いていないと思えることがあります( 自分のポジションに株価が逆走している時は、特にそう見えるものです)。

 しかし、考えてみると、そもそも「正しい方向・値幅とは存在するのでしょうか?」

 さまざまな見方・解釈・手法があるのが相場。そして、そのさまざまな見方・解釈・手法で動くのが相場です。一人ひとり(各社)の資産状況、一人ひとり(各社)の投資・投機の目的によって、投資スタイル、売買ルールは違います。そして、各々が、それなりの事情と背景を持ち売買しています。

 ということは、株価がどのような方向へ、どれだけ動こうとも、「正しい」「間違っている」と考えること自体が、おかしなことでしょう。であれば、株価が動いた方向・値幅が正しいと考えた方がいいのかもしれません。 

 つまり、「こうしなければならない」「これが正解だ」「それは間違いだ!」というものは、相場の世界において、存在しないと考えるのが自然でしょう。

相場の見方に正解も間違いもないとはいえ…

 では、相場ではどんな見方をしても、どんな売買をしてもいいのでしょうか?
 いいえ。それでもやはり基本的な相場の見方、基本的な売買手法は大切です。

 頻繁にではありませんが、「これはどう見ても、どう考えても、間違った方向、値幅を出しているな」と思われる値動きもあります。例えば、間違った報道(ガセネタ等)による値動きや、狼狽的な個人投資家の売り、期末要因等によるヘッジファンドの已む無しの売り等です。

 それら(経済、ファンダメンタルズとかけ離れた売買)により動いた株価は、いずれ修正されます。

 基本的な見方が分かっていれば、現在の相場が正常な状態なのか、特異な状態なのか、その玉は買いたくて買ったのか、買わざるを得なかったのか、売りたくて売ったのか、売らざるを得なかったのか、ある程度の判断はできます。ある程度の判断が出来れば、その時点で最良の手は打てなくても、少なくとも、その時点で最悪の手は取らなくて済みます。

 そうです。基本的な見方、売買手法は大切なのです。

 しかし、相場における基本的な見方、売買手法は、一朝一夕に身につくものではありません。チャートの見方、板の見方、ファンダメンタルズ・決算書の読み方、国際情勢の見方、政局の読み方、数え上げればキリがありません。相場が森羅万象を織り込むと言われている以上、大げさかもしれませんが、地球上におけるすべての事象の基本的な見方が必要、ということになってしまいます。しまいには地球・宇宙の摂理まで語らなければならなくなってしまうのかもしれません。

 広く深く見ればキリがないので、最初は狭く浅く、相場において注目されるところから見ていきましょう。


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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