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一般投資家が“FX”で天才投資家バフェットと同じ運用利回りを出す方法

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2007/10/01 11:30

楽をしてあの天才投資家バフェットと同じ運用利回りを出すことも不可能ではない。それがFXのスワップ取引だ。脅威のリターンを現実にするために、連載第2回となる今回は「狙いの目の通貨」をご紹介しよう。

トルコの金利は17.25%!

 外国為替証拠金で長期的にスワップ金利差を狙うためには、投資する通貨の金利が高ければ高いほどいいわけだ。200国近くある国から通貨を選ぶのだが、そのうちドル、ユーロ、円、豪ドル、カナダドルなど完全な自由変動相場制をとっている国は約50カ国だろう。

 その中で日本の外貨証拠金取引に採用されている通貨はさらに少ない。変動相場制をとっていてもその市場の流動性、とくにアジアや東京市場で流動性がある国の通貨を日本の外国為替証拠金会社は採用している。

 金利を調べるには取引会社のホームページにも各国の政策金利を基準として掲載されている。日本銀行のホームページからリンクしている世界各国の中央銀行のサイト、海外の中央銀行・通貨当局からも調べることができる。スワップの金利は日々の金利の受け取りであるので、国債のような長期金利ではなく、短期金利の一つである各国の政策金利を比較するのが良いだろう。以下、日本で取引されている通貨の現在の政策金利を比較してみる(9月21日現在)。

日本で取引されている通貨の政策金利(9月21日現在)
  政策金利
1 トルコ 17.25%
2 アイスランド 13.3%
3 南アフリカ 10.0%
4 ニュージーランド 8.25%
5 オーストラリア 6.5%
6 英国 5.75%
7 米国 4.75%
8 カナダ 4.5%
9 ユーロ 4.0%
10 スイス 2.5%
11 日本 0.5%

金利差、スワップ金利の比較

 この政策金利をもとにした各国の市場金利と日本の市場金利(ほぼ0.5%)との差がスワップ金利だ。取引会社はそれを金利差ではなく、金利差に基づいた1万通貨単位あたりで受け取れることのできる円金額を表示している。

 例えばドル円1万通貨では132円、ユーロは144円、ポンドは320円、ニュージーランドは168円などだ。金額が大きければ金利差が拡がっているのではない。同じ1万通貨でもポンドなら現在230万円程度、NZドルなら86万円程度が1万通貨に必要な円価なので、表示金額が大きければ金利が高いのではないのであくまで投入金額と受け取り金額の割合を見ていただきたい。1日あたりの受け取り円金額から金利差を計算するには以下の通りである。

スワップ金利の計算方法
スワップ金利の計算方法

となる。ドルと円の場合、金利差年率4.17%を日々受け取ることとなる。ただし日々金利や為替相場が変動するので1日の受け取り円価も日々変動する。円とドルの金利差が逆転すると受け取り金利が一転支払い金利となる。今までの歴史ではなかったことだが。

 金利差の研鑽は同様にNZドルなら、
168×365÷858700×100=7.14%

ポンドなら、
320×365÷2332600×100=5.01%
となる。

 1点、注意していただきたいのが、表示されているスワップ金利の円価の大小と実際の金利差とは違うということだ。また業者によってはスワップ金利に差があるのでその点も注意したい。スワップ金利で手数料を取りすぎてはせっかくの高金利も中金利、低金利になってしまう。

バフェットと同じ運用利回りを出すには

 我々はスワップ金利を上手に利用すれば、天才投資家と言われるバフェット氏と同程度の平均利回りを得ることも不可能ではない。


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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