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どんな銘柄でもいいわけじゃない
信用取引にピッタリの銘柄とは

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2008/05/23 16:00

 信用取引はどの銘柄でもできるわけではありません。ではどのような銘柄が取引可能なのか、また信用取引のメリットを最大限に生かすにはどのような銘柄が望ましいのかを今回は見ていきましょう。(バックナンバーはこちら)

貸借取引ができる銘柄とできない銘柄

 信用取引について勉強してくると、信用取引を売買に活用したくなってきませんか? 信用取引であれば、上昇時にはレバレッジを効かせて、少ない資金で大きな額の売買ができますし、下落時には、信用の売り建てを行い、株価が下げているときでも利益を上げることができます。

 また、信用取引の取り組みの状況をチェックことによって、売買状況の過熱感(売りサイン)や需給改善(買いサイン)の状況なども把握することができ、株の買い時や売り時などの判断にも利用できるのです。

 さらに信用取引は、買い建てを行った後でも、買い付け代金と諸経費を合わせて支払えば、信用取引で買った株を現引きすることができます。逆に株券があれば、株券を決済に使う現渡しで決済することもできます。要するに信用取引を活用することで、横ばい相場で株価が動かない時を除き、株価が上下する局面であれば、相場を乗り切ることができるということなのです。(ただし、一方でリスクコントロールが重要であることも忘れてはいけません)

 このように信用取引銘柄は、信用取引を行っていない投資家にとっても、自分で買った株が信用取引で売買が可能な銘柄であれば、大なり小なり信用取引が引き起こす投資行動(決済)によって、株価が影響を受けることになるのです。

 ただ、信用取引はどの銘柄でもできるわけではありません。特に信用取引の売り建ては貸借銘柄でなければできません。貸借銘柄は、取引所と証券金融会社が定めるもので、貸借銘柄でない場合、信用取引の空売りができないのです。

ビリングシステム
出典:「アイトラスト」ホームページ

 これは、最近上場したビリングシステム【3623】の信用取引残高です。このように売り残がゼロになっていますが、信用取引におけるいわゆる「信用銘柄」は、このように買い建てはできますが、売り建てができないことになっているのです。では、どういった銘柄が下記のような信用取引のメリットを生かして取引できるのでしょうか?

貸借取引が可能な銘柄の中で、信用取引に向いている銘柄と向いていない銘柄

 それでは、貸借取引が可能な銘柄であれば、どのような銘柄を売買してもよいのでしょうか? ここで買い建てする人、売り建てするそれぞれにチェックすべきポイントがあります。まず、買い建てする人から見ていきましょう。


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著者プロフィール

  • 福永 博之(フクナガ ヒロユキ)

    株式会社インベストラスト代表取締役。IFTA国際検定テクニカルアナリスト。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。マーケティングマネジャー、投資情報室長、同社経済研究所チーフストラテジストを歴任。
    テレビ東京、CS日テレ、日経CNBCなどの株式関連のテレビ番組でコメンテーターとして出演するほか、ラジオNIKKEIの「和島秀樹のウィークエンド株!」ではレギュラーパーソナリティを務めて6年目になる。日経新聞やロイターニュースなどにマーケットコメントを発信し、個人投資家向けには「週刊エコノミスト投資の達人」や「ネットマネー」など、多数のマネー雑誌で投資戦略やテクニカル分析をプロの視点から解説。証券会社や証券取引所、銀行、高校などが主催する数多くのセミナーで講師を務め、人気を博している。
    現在、投資教育サイト「アイトラスト」の総監修とセミナー講師を務めるほか、早稲田大学オープンカレッジで非常勤講師も務める。
    著書に、『実力をつける信用取引』(パンローリング)、『デイトレ&スイング 短期トレード 完全攻略ノート』、『365日株式投資ノート』(以上、インデックス・コミュニケーションズ)、 『テクニカルチャート大百科』シリーズDVD(パンローリング)など、多数。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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