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【eワラント】目標株価引き上げは微妙なシグナル

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2007/11/16 19:00

 皆さん、こんにちは。この連載ではeワラントや国内外の市場に関連するお話をタイムリーに提供させていただきます。今回は「目標株価引き上げは微妙なシグナル」であるというお話しです。

目標株価引き上げは微妙なシグナル

 株価が新高値を更新してくると、カバーしているアナリストが目標株価を大幅に引き上げることがあります。最近でも10月に高値を更新していた銘柄で、目標株価が大幅に引き上げられたものがいくつかあったようです(その後、株価は大幅調整)。

 一般に、こういった銘柄はその後軟調な値動きとなる場合があるので、目標株価引き上げは1種の要注意シグナルともなりえるでしょう。

なぜ目標株価引き上げが要注意シグナルになりえるのか

 会社側の業績見通しの修正や、原材料・為替レートなどの外部環境の変化があれば当然バリエーションも変わります。その意味では、目標株価の引き上げは、多くの場合買い材料となっても売り材料とされることはないでしょう。

 一方、注意が必要と思われるのはファンダメンタルが変わらない場合です。この理由にはさまざまな考え方がありえますが、株価が上昇して目標株価に近づくと、一部のアナリストが他の市場参加者と同様に過剰に強気になってしまうことが主因なのではないかと私なりに考えています。

 また、企業のファンダメンタルが変わっていないのであれば、現状追認で目標価格だけ上げたというようなケースさえあるかもしれません。なお、過去のバブルや一相場あった銘柄の末期で、目標株価の大幅引き上げが売りシグナルとなったようなケースでは、引き上げ幅が30%とか50%とか大幅であることが多いことも念頭に置いておくとよいと思われます。

投資機会と考えるなら

 新高値更新銘柄で、「某社のアナリストが目標株価をXXX円に大幅引き上げ」というニュースを目にしたら、まず売りシグナルとなりえるか考える習慣をつけると高値を掴んでしまうという可能性を減らすことができると思います。

 一般論で言えば、引き上げ幅が大幅であればあるほど、いったんポジションをはずすことを考えた方がよいでしょう。その後、まだ伸びシロがあると判断したら、eワラントがあればレバレッジの高いコールで、投資金額を抑えて短期売買に徹する方法も有効と考えられます。この際に重要なのは、今までの利益を吐き出してしまわないようにすることです。

 ショートポジションを取るのであれば、満期までの期間が長いプットを使う方法も一案です。上昇した銘柄がいつになったら下げ始めるかわからないため、残存期間が長いものを用います。また、最終段階の吹き上げはかなり大きなものとなる可能性があり、単純なショートでは最後の吹き上げで想定外の大きな損失を蒙る可能性があるからです。

 なお、目標株価を目標価格に置き換えればコモディティや為替相場にも同様のことが当てはまる場合もあると思われます。

 ではまた次回お会いしましょう。

 eワラント及びニアピンeワラントの手数料及びリスクについて、こちらをご確認ください。

※ 本連載は、マネックス証券発行の「マネックスメール」や松井証券発行の「松井証券マーケットプレゼンス」などに掲載された著者の記事をMoneyZine(マネージン)編集部が編集し、掲載したものです

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