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テクニカル分析の第一歩 自分の伴侶となる指標を探そう

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2008/06/20 09:00

 クロールは泳げるけど、平泳ぎは苦手。短距離走は得意だけど、長距離走は苦手という風に、人には得手不得手があります。数多あるテクニカル指標に関しても、人それぞれに、向く指標と向かない指標というものがあるのではないでしょうか。(バックナンバーはこちら)

ダメなテクニカル指標というものは存在するのか?

 相場分析の1つの手段としてテクニカル分析があります。

 どこまでがテクニカル分析で、どこまでがチャート分析かとするのは異論の分かれるところでしょうが、不可分のものとして一緒くたに考えれば、有名な移動平均、ロウソク足をはじめ、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、ダウ理論、エリオット波動、酒田五法、エンベロープ、パラボリック、RSI、ポイント・アンド・フィギュア、等々、かなりの数が存在します。

 投資家の間では、どの指標が有効か、機能しているかということが度々議論になったりします。この「どの指標が有効か、機能しているか」という議論であれば、それこそ「有効」なのですが、個人投資家の場合、この指標が優秀で、この指標はダメだ、と変な方向に議論が発展する場合があります。

 第11回の記事にも書きましたが、相場の見方は千差万別なのです。そして、その見方によって結果が分かれます。同じ指標を見て売買しても、勝者と敗者に分かれるというところが、相場の面白いところでもあり、奥深いところであり、そして恐ろしいところなのです。

 私としては、優秀な指標、ダメな指標という区分けは、存在しないと思っています。各指標にはそれぞれの歴史があり特性があり、長所もあれば短所もあります。もしかしたらダメな指標というものも存在していたかもしれませんが、そういったものはすでに淘汰されているでしょう。

 つまり存在するのは、「指標の優秀な見方」と、「ダメな見方」ということではないでしょうか。

すべての指標を読む必要はない

 数多あるテクニカル指標のすべてを会得することは、非常に難しいと思われます。
「いや、私はすべての指標を知っている!」と言われる方もいるかもしれませんが、知っていることと読みこなせる・使いこなせることには天と地ほどの差があります。

 すべての指標を使いこなす天才的な方も中にはいらっしゃるのでしょうが、多くの個人投資家は、すべての指標を使いこなすことは不可能でしょう。

 指標を使いこなせる・読みこなせるかどうかは、能力によるものだけではなく、個人の向き不向きということもあります。

 酒田五法が好きな人もいれば、一目均衡表が肌に合う人、いやボリンジャーバンドだという人、エリオット波動だという人、人それぞれに向く指標と向かない指標というのは存在すると思います。

 私の知っているプロの方は、ストキャスティクスだけを徹底的に読み込むそうです。そして最終的には、他の指標も確認し、自信を確信に変え、手掛けるとのこと。プロでもすべての指標から判断するのではなく、(先ずは)得意なところから読み解いていく方もいるのです。


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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